瑛人、復活ツイート コロナ禍に途絶えない芸能人感染のニュース
新型コロナウイルスに感染したことが発表されていた「香水」などのヒットで知られるアーティスト・瑛人(24)が9日、公式ツイッターで「復活!!」とツイートしファンを喜ばせている。新型コロナウイルスの感染拡大は昨年から日本の芸能界でもタレント、スタッフ、関係者らに多くの感染者を出してきた。最近のニュース(5月・6月)の中からおもなところを振り返ってみた。
今月に入ってからもパパイヤ鈴木ら感染のニュースが
6月7日にはダンサーでタレントのパパイヤ鈴木(54)が感染し入院したことが所属事務所から発表された。38度以上の高熱が3日ほど続き保健所の指示を受けて入院。鈴木は基本的にリモートで仕事をしており、日頃から感染予防対策を徹底していたため濃厚接触者もいないというが、8日に審査員を務める予定だったプロダンスリーグ「D.LEAGUE」はやむなく欠席、関係各位に迷惑をかけてしまったと落ち込んでいるという。 また、6月3日から東京・歌舞伎座で始まった「六月大歌舞伎」第2部「桜姫東文章 下の巻」に出演が予定されていた歌舞伎俳優・片岡千之助(21)は5月29日に新型コロナウイルスに感染したことが発表され休演している。公演に向けたPCR検査で陽性と判定を受けたもので体調不良などの諸症状はないものの、保健所の指導とガイドラインに乗っ取り当面の間公演を休み療養するという。所轄の保健所の見解では関係者や親族に濃厚接触者に該当する人はいないそうだ。
復帰した芸能人「ファンの温かい言葉が支えに」
5月には31日に前述の瑛人が感染したことが所属事務所から発表された。瑛人は感染後、保健所の指示に従い自宅療養に入っていた。呼吸器症状等には影響が出ておらず熱も下がり容体は安定していたものの、6月2日・5日に予定されていたイベント出演は間に合わず見合わせていた。6月9日の「復活!!」ツイートにファンは「お帰りなさい この日を待っていました」「無理せず少しずつ元の生活に戻ってくださいね」などと喜びの声を寄せている。 5月は瑛人のほかにも多数の芸能人の名前が感染のニュースに報じられた。俳優の新田真剣佑(24)もその一人。新田は4月にPCR検査で陽性と判定されたが無症状だったという。ただし2週間は自宅待機が必要となるため映画撮影での海外渡航を延期。慎重に経過を観察しPCR検査も4度に渡って陰性を確認したうえで渡米した。 同じく5月には俳優の内野聖陽(52)、モデルで女優の石田二コル(31)、ももいろクローバーZの玉井詩織(26)、ガールズバンド・Silent Sirenの山内あいな(32)らにも感染の報道が出たがいずれも現在は無事、復帰している。 お笑いタレントが多数所属する吉本興業では5月31日にダイノジの大谷ノブ彦(49)の感染を発表したが、大谷はその後ホテル隔離生活から病院へ入院となったことを自身のブログで報告している。ブログによると発熱もおさまり本人はあまり自覚症状はないものの、酸素量が足りていないという。吉本では他に次長課長の河本準一(46)、かまいたちの濱家隆一(37)と山内健司(40)が5月に感染の報告をしたが、その後ホテルや自宅、病院での療養を経て無事に仕事復帰している。いずれもファンや家族、友人知人、先輩後輩らの温かい言葉に支えられたと、ブログやYouTubeなどで話している。 芸能界では昨年3月にお笑いタレントの志村けんさん(享年70)が亡くなり、その訃報が広く世間を悲しませたことがまだ記憶に新しい。テレビ番組収録時の環境やライブエンターテインメントにおける公演中止や延期、オンライン化、あるいは観客人数制限でソーシャルディスタンスを確保するなどさまざまな対策を取ってきてはいるが、いまだコロナ収束のめどは立たず感染のニュースも途絶えない。外出自粛や経済への影響が長引き人々が不安を抱えて暮らす中、本来人々を励まし力づける芸能エンターテインメントの世界もまた甚大なダメージを受けているのが実情だ。 (文:志和浩司)