50代からの中古リノベは「小さく広くシンプルに」。中古マンション約61平米を2LKDから1LDKへ インスタグラマーmiyuさん
「使う部屋だけつくろう」と2LDKを1LDKに間取りを変更
Miyuさん宅の間取りを見ると、水回りの位置は変えないだけで、ほぼフルリノベーションです。開放廊下側の洋室をなくした分、玄関を広くして収納スペースを設けました。
「一般的なマンションは、玄関からリビングまで室内廊下を設けて、その両側に洋室がある間取りが多いですが、開放廊下に面した洋室は人が通るのが気になったり、北側で陽が入りにくかったりで、こちら側には洋室はいらないから収納にしようと。リビング・ダイニング・キッチンと寝室、自分たちが使いこなせる部屋だけつくろう、物置き場になってしまう部屋はいらないと思いました。 また暗くなりがちな玄関は明るくしたいのと、2人ででかけるときに靴を履くのが順番待ちになるのが嫌だったので、土間のように間口を広げて、ちょうどできた凹みの部分にベンチをつくりました。高齢になった親を見ていると玄関にベンチがあると靴やブーツなどを履くのが楽ですし、荷物が届いたときに一時的に置いておくのも便利です」
中部屋のビフォー・アフター。和室を洋室に変更。
ダイニングのビフォー・アフター。天井が高く感じるよう照明をダウンライトに。
また、床の段差をなくし、暖かく冷暖房の効きが良くなる二重サッシを採用したことで、グンと暮らしやすくなりました。
キッチンを独立型から対面式に、家事動線もラクに
キッチンは、暗く閉塞感があった独立型の壁付けキッチンからリビング・ダイニングを見渡せる対面式に。コミュニケーションが取りやすく、キッチンに立ちながらテレビも見られます。また、背の高い収納はやめて、背面収納やシンクの上の吊戸棚をなくしたのも工夫の一つ。地震が多い地域に住んだ経験から、上から物が落ちてこないようにという対策です。また高齢になると身長が縮むこともあるかもしれないと考えて、椅子に上がって物を出し入れしないで済むようにしました。
「キッチンのすぐ横にダイニングテーブルを置いたら、配膳や後片付けがすごくラクになりました。キッチンと洗面所の扉を開けておくと、料理しながら洗濯機を回すこともできますし、買い物から帰ってすぐに冷蔵庫に食品をしまったり、インターホンが鳴っても玄関に出やすいのですごく楽ですね」