楽天の決済サービスが激変する。「決済アプリ統合」でPayPayに対抗!
クレジットカードやキャッシュレス決済の疑問や悩みを“クレカの鉄人”岩田昭男師範がズバッと解決する連載企画。今回は先ごろ楽天Edyや楽天ポイントカードとの統合が発表された楽天ペイ、及び楽天グループの現状と今後の動きについて、岩田師範が解説します。 【第17回】楽天グループの決済サービスの現在と未来が知りたい! (相談者の要望) ・アプリ統合で何が変わるのか知りたい ・楽天カードと楽天ペイ、楽天Edy。楽天ポイントを一番おトクに貯められるのはどれ? ・楽天の今後の狙いについて師範の考えを聞きたい
まずは楽天ペイアプリと楽天ポイントカードアプリが統合へ!
師範 楽天グループの最新動向について知りたいというのはおぬしか? 浦井 はい。先日ニュースで「楽天ペイが楽天Edyや楽天ポイントカードと統合する」と言っていたのですが、何がどう変わるのか詳しく知りたいと思いまして。 師範 うむ。正確には楽天ペイアプリと楽天ポイントカードアプリを2024年の12月頃に統合すると発表されたな。また、楽天ペイアプリと楽天Edyアプリとの統合は2025年になる予定。よく「楽天ペイとの統合で楽天ポイントカードや楽天Edyがなくなるのか?」という質問があるが、実際はどちらもそのまま使い続けられる。 浦井 でも、いつも使ってる楽天ペイのアプリは、普通にポイントカードとしても使えますよ。わざわざカードを取り出す必要がなくて助かってます。 師範 実はすでに楽天ペイアプリにはバーコード表示機能をはじめ、ポイントカード機能のほとんどが搭載されとる。楽天ポイントカードアプリはポイント管理に特化しているぶん使いやすくはあるが、スーパーやドラッグストアなど楽天ポイントと楽天ペイの両方に加盟している店舗も多く、そこでポイント二重取りするのに同一アプリで済むメリットは大きい。ひとつのアプリで楽天ポイントを貯め、支払いもできるのが楽天ペイアプリの特徴で、最大2.5%還元になるためなかなかお得じゃ。 浦井 楽天Edyは楽天カードと一体型になっているものもあり、端末にカードをかざすだけで支払いができるのは便利ですが、最近はタッチ決済ができるようになったのもあって、出番が減りました。 師範 スマホを使う場合に限っては楽天Edyでの支払いは便利。おサイフケータイ機能の付いたAndroid機限定ながら、QRコード決済のようなアプリの立ち上げが不要で、読み取り端末にスマホをかざすだけで支払いが完了し簡単スピーディに使えるのがメリットじゃ。支払いでもチャージでも楽天ポイントが貯まり、楽天Edyの還元率は最大1%になるぞ。