「病院にいくほどではないが、ずっと体調が良くない」低血糖の可能性が高い人が、すぐに試せる改善方法
低血糖を改善するために今日からすぐできること
「きちんと寝ているはずなのに疲れがとれない」 「朝から体が重い」 「病院にいくほどではないが、ずっと体調が良くない」 「毎日しんどい」 「甘いお菓子を一気に食べてしまう」 「朝ご飯が食べられない」 【「かくれ低血糖」チェックリスト】あなたもかくれ低血糖かも 「カフェイン」「歯ぎしり」「早食い」…チェックリストの一覧を見る このように、どこか悪いわけではないのに、なんだか調子が悪いという方は、もしかしたら「かくれ低血糖」かもしれません。 『「なんだかつらい……」がなくなる かくれ低血糖との付き合い方』(岡城美雪 著/柳澤綾子 監/あさ出版)から、低血糖を改善するための方法を2つ、抜粋・編集してお届けします。
まずは一口30回からスタート
はじめに取り組んでいただきたいのは「一口30回以上噛む」ことです。 血糖値が乱れている人は、早食いで噛まずに飲み込んでしまっていることが多いです。 血糖値が下がっているとき体は「早く血糖値を上げたい!」となるので、つい早食いになってしまうものです。 しかし、これでは血糖値が急上昇してしまいます。 なのでまず、ゆっくり食べることを習慣づけましょう。 これからは、一口食べたら頭の中で30回、数を数えてください。いかに普段自分が噛んでいないのかがよくわかるはずです。 実際に取り組んでいただいた方は、最初のうちは「10回噛むのが精一杯です」「普段全然噛んでいないことがわかりました!」と言います。 ところが1カ月も経つとだんだんみんな慣れてきて、当たり前のように30回噛むことができるようになります。 そして、これだけでも食後の体調が変わったり、今までよりも少ない量で満足できるようになるので体感の変化を得られるようになる人もいるくらいです。 慣れてしまえば平気になるので、ぜひ今日から始めてみてください。
「噛む」メリットは多い
噛むことは血糖値が緩やかに上がるだけではなく、ほかにもメリットがたくさんあります。 まず、腹八分目で満足できるようになるため、少量でもお腹いっぱいになる人が多いです。 また、噛むことで幸せホルモンのセロトニンが出ます。 さらには、食材によっては添加物があったり、目には見えなくてもカビのリスクがあったりするのですが、唾液には解毒作用があるため、よく噛むことで唾液が出てその害を減らすこともできます。 よく噛まなければあまり唾液は出ませんが、しっかり噛んでいると唾液も十分に出ます。 ちなみに、食事中に水分をたくさん摂ってしまう人はよく噛んでいなくて唾液が出ていない人が多いです。 また、食事中に水分をたくさん摂ってしまうと、胃酸が薄まるので消化力も弱くなってしまいます。 そのため、汁物を摂ったり、お水1杯くらいなら良いですが、食事の前後30分程度はあまり大量の水分を摂らないことをオススメします。 このように噛むことにはメリットしかありません。 ぜひ、まずは一口30回を目指して噛むことを習慣にしましょう。