政府が為替介入?――“防衛ライン”見せない「覆面」ナゼ バナナは42%値上がり…円安まだ進む?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
ゴールデンウイーク中の4月29日、円相場が大きく上下しました。政府・日銀が為替介入に踏み切ったのではとの見方が広がりますが、公表されていません。介入したとすれば、影響はどれほどなのでしょうか? 再び円安に向かうのか、踏みとどまるのか──。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「6時間で5円 円相場が乱高下」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●政府が介入? “覆面”のワケ ●円安まだ進む? 介入の効果は
■160円台突破→154円台半ばに
渡邊翔・日銀金融担当キャップ(経済部) 「連休中に円相場が大変なことになっていたんです。4月29日の円相場の動きですが、午前10時半頃に下落し、約34年ぶりに1ドル160円台の円安水準を突破しました」 「ただ、注目すべきはその後です。一転して円高に進み、6時間後には154円台半ばをつけました。一気に5円以上、円高に振れたことになります。何が起きたのか。政府・日銀が為替介入に踏み切ったのではないか、という見方が広がっています」 鈴江奈々アナウンサー 「そういう見方が広がる一方で、まだ正式に『為替介入をした』という情報はないですよね?」 渡邊キャップ 「そうですね。あくまでそうした見方が広がっている、ということにとどまっています」
■スーパーに聞く…輸入物の値上がり幅
渡邊キャップ 「長引く円安の影響について見ていきます。横浜のスーパーセルシオに聞きました。円安などの影響で、輸入物の値段が上がっています。去年の同じ月(4月)と比べると、128円だったアボカドが258円、キウイは100円だったのが158円となっています」 鈴江アナウンサー 「1個の値段ですもんね?」 森圭介アナウンサー 「キウイは家族だと家族分の数が必要になりますから、ちょっと手が出せないかなと感じる方も多いでしょうね」 渡邊キャップ 「さらに、物価の優等生と言われる果物のバナナも139円から198円に約60円アップ。アメリカ産の牛バラ肉切り落としは、100グラムあたり20円上がって158円から178円になりました」 斎藤佑樹キャスター 「僕もスーパーにはたまに行くんですけれども、前回行った時と最近行った時では全然値段が違っていて、びっくりしましたね」