クロースの抜けたレアルの中盤は機能するのか 絶対に代わり見つからぬ司令塔「我々は代わりを探していない」
アンチェロッティも代わりはいないと認める
今夏にFWキリアン・ムバッペを迎えて盛り上がりを見せるレアル・マドリードだが、今季は難しいミッションを1つ抱えている。昨季限りで現役を退いたMFトニ・クロースの穴をどう埋めるかだ。 2014年から10年にわたってレアルの中盤をコントロールしたクロースは、常にパス成功率が90%を超えている世代屈指のゲームメイカーだった。レアルも攻撃の組み立て部分でクロースに依存しているところがあり、クロースの抜けたレアルが機能するかは分からない。 スペイン『MARCA』によると、指揮官カルロ・アンチェロッティもクロースの代わりを見つけるのは不可能と認めている。今季は中盤を再構築するうえで別の解決策を見つけていくしかないのだろう。 「トニ・クロースの代わりを見つけることは不可能だ。我々は代わりを探していない。我々は常に彼を恋しく思うことだろう。彼のような選手は他にいない。ただ、新しいやり方を探すのは悪いことではない」 今季開幕戦となったマジョルカ戦は1-1のドローに終わったが、レアルの攻撃は上手く機能するのだろうか。前線を活かすにも中盤が機能する必要があり、ルカ・モドリッチも大ベテランとなった中でアンチェロッティがどのような最適解を見つけ出すか注目される。
構成/ザ・ワールド編集部