syudou「音楽を仕事にしたいのなら」「プロとは?」10代アーティストに伝える“一般社会にも通じる大切なこと”とは?
――参加者からの質問
【プロを目指して頑張っています。パフォーマンスがヤバい人、曲がいい人、ビジュアル面……などあると思います。syudou先生は、どんなアーティストが人の心をつかむと思いますか?】 syudou:“プロ”って難しい言葉ですよね。僕は学生のころからパソコンを使っていて、そのグラデーションで今があるので。“どこからプロなのか?”の線引きは、各々でいいと思います。人を感動させたらプロとか、飯が食えるようになったらプロとか、あると思いますけど……。 優れたミュージシャンって何だろう? と思ったときに……僕が思うのは、聴いたり、見たりしたときに、自分も「他人事じゃない!」「何かしなきゃ!」という気持ちにさせてくれること。 例えば僕は、姉から教わったBUMP OF CHICKENとかASIAN KUNG-FU GENERATIONとかから音楽に入ったんです。この人たちの曲は、ただ「いいな」っていうだけではなくて、「自分も弾いてみたい」「かっこいい!」「こういうふうになってみたい!」と思わせてくれたんです。内容を超えた優れたものと言いますか。 売れている・売れていないは全然関係なく、「この人のこのリフ、かっけー!」とか「参考にしたい」と思わせてくれる……自分に影響を与えてくれるものは、優れたものなのかなと思います。
◇ また、本イベントではCOCO教頭とJASRAC職員によるトークコーナーも。JASRACの活動や著作権を意識することの大切さ、最近の若年層クリエイターの考え方など、変化の早い音楽業界に追いつくための講義を実施しました。
今回の放送で、特別講義イベント『SCHOOL OF LOCK!×JASRAC 閃光クリニック2024』の内容に触れたこもり校長は「講義の内容を、今回の放送でみんなと一緒に聴けると思っていなかったので、この授業を一緒に聴けて良かった。この授業を受けて、今、音楽に向き合っている生徒(リスナー)が、漠然としたものの輪郭をつかむきっかけとなるような大切な授業だったね。これからも続けていきたいなと思いました」とコメント。 COCO教頭も「そうだね! いろんな講師を招いて、これからも開催していきたいね!」と話していました。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」放送より)