ステーブルコインはアジアでの機関投資家への普及を促進する:チェイナリシスCEO
最も影響力があるのは米国
アジアが普及の点で優位に立っているように見えるが、チェイナリシスのレポートで4位にランクインしている米国が、最も影響力のある地域だ。なぜなら、米国は取引量の発生源であり、暗号資産エコノミーは米国議会や米証券取引委員会(SEC)のような機関に大きなシグナルを求めているからだ。 「暗号資産の実際の取引量は、米国のような国々と結びついている」と同氏。「我々が伝えようとしているのは、人口比の暗号資産ユーザーだ。つまり、国内で何人が“暗号資産を”使用しているかということだ。普及は、各国の一般の人々に関して誰が暗号資産を保有しているかを指す。米国における普及は、例えばインドよりも少ない」と語った。 規制の影響があるにもかかわらず、また暗号資産で影響力を持つ人が米大統領候補の業界への姿勢に注目しているにもかかわらず、11月の選挙はそれほど大きな問題ではないと同氏は言う。 ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が勝とうと、カマラ・ハリス(Kamala Harris)氏が勝とうと、「それはあまり重要ではない」とグロナガー氏は推測し、「この選挙を“乗り越えること”自体が、全員にとって健全なことだ」と語った。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:チェイナリシスCEOのマイケル・グロナガー氏(Danny Nelson/CoinDesk)|原文:Stablecoins Will Drive Institutional Adoption in Asia: Chainalysis CEO
CoinDesk Japan 編集部