「人々は僕の最高の姿をまだ見ていない」…チェルシーの“10番”ムドリク、新監督の下での躍動誓う
チェルシーに所属するウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクが新シーズンに向けた意気込みを語った。14日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。 現在23歳のムドリクは母国の名門シャフタールで頭角を表し、2023年1月にアーセナルとの争奪戦の末、最大1億ユーロ(約163億円)と報じられた移籍金でチェルシーへ加入した。しかし、『スタンフォード・ブリッジ』ではここまで期待に見合った活躍をできておらず。初年度は無得点に終わると、背番号「10」を託され臨んだ昨シーズンは公式戦41試合に出場したものの7ゴール2アシストという成績に留まった。 在籍3年目の2024-25シーズン開幕が迫るなか、ムドリクはチェルシー加入後の自身のパフォーマンスについて言及。未だ本領を発揮できていないと認めつつ、新シーズンに向けた意気込みを次のように語っている。 「人々は僕の最高の姿をまだ見ていない。まだまだこれからだと思っているよ。僕はピッチ内外で懸命に努力している。何かを強く望んだとしても、それが実現するのは適切な時だけだ。時には頑張り過ぎてしまうことがあるので、上手くバランスを取らなければならない。それができれば成功が掴めるだろう。時間が経てば、僕の最高の姿を見せることができると確信しているよ」 ムドリクが所属するチェルシーは今夏にエンツォ・マレスカ新監督を招へい。かつてマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の下でアシスタントコーチを務め、昨シーズンはレスターを2部優勝とプレミアリーグ昇格に導いたイタリア人指揮官の下で新たなスタートを切る。ムドリクはマレスカ新監督の戦術について次のようにコメントしている。 「僕たちのプレースタイルは誰もが、そして僕たち自身が望んでいたものだし、とても楽しんでいるよ。彼の指導の下であれば、自分たちのクオリティーを発揮することができるだろう。彼が指向するスタイルは間違いなく僕を助けてくれると思う。今シーズンの僕たちのプレーは非常に興味深いものになるだろうし、成功を願っている。プロセスを信じて、試合を楽しみたいね」 マレスカ監督率いる“新生”チェルシーにて、ムドリクはどんなプレーを見せるのだろうか。本領発揮を誓う若き「10番」は「チームの目標に集中し、懸命に努力し、忍耐強く信じ続ければ、成功が待っているだろう」と強調した。
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