岡崎五朗が解説! 2020 -2021日本カー・オブ・ザ・イヤー
あなたが選ぶ「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は?(6位~10位)[1分53秒~]
そして6位に入ったのがランドローバーのディフェンダーです。ディフェンダーといえば、4WD界のレジェンドですが、その車が現代によみがえったということで、これも当然高い注目を集めています。 その次は、プジョー208です。208は、僕はこのクラスで文句なしのベストルッキングカーだと思うんですが、同時に今回e-208というEVも用意した、この選択肢の広さというのが注目ポイントですね。 その次は、BMWのALPINA B3が入りました。ALPINAは高性能なBMWとして有名ですが、乗ってみると、大人の高性能車として、めちゃめちゃ洗練された、そんなクルマに仕上がっています。 その次が、アウディのe-tronです。e-tron はEVですが、アウディが本格的にEV市場に攻勢をかけてきた、と言ってもいいでしょう。そのぐらい高い完成度を持つ1台になっています。 そして10位。これは2シリーズグランクーペ。サイズ感がいいんですね。先先代の3シリーズとちょうど同じぐらいなので、このぐらいのサイズのBMW待ってたんだよねと思う方、きっといらっしゃるんじゃないでしょうか。
上位3台の評価ポイント [3分11秒~]
上位3台について、もう1回振り返っていきましょう。 現在1位のヤリス/ヤリスクロス/GRヤリスですが、ポイントはヤリスのリッター36kmというハイブリッドの燃費。これがまず驚異的な燃費として大注目です。 次に、GRヤリスの走りですね。ラリーで勝つために開発されたということで、当然速いんですけれども、速いだけじゃなくて、乗っていてめちゃくちゃ楽しいです。 そしてヤリスクロス。これは今流行りのSUVど真ん中、ど直球なので、マーケットから大歓迎を受けています。この3台が一緒になって束になってるわけですから、当然強いということになります。 そんな強力なヤリスシリーズを負かす可能性があるとしたら、僕はスバルのレヴォーグだと思っています。 とにかくこのレヴォーグ、ハードウェアの出来が素晴らしいんですね。テストコース、サーキット、そして一般道全て走りましたが、どんな場所でどんな速度で走っていても、本当にこの車いいよねと思わせるだけの実力を間違いなく持っています。 プラス、アイサイト、アイサイトXという先進運転支援機能の充実ぶりも大変素晴らしい出来です。 そしてフィットに関しては、コンセプトをガラッと変えてきたところが注目です。 以前のフィットは、ライバルより後席が1cm広いとか、ライバルより燃費が0.1km/Lいいって数字を突き詰めていた部分があったんですが、今回はガラッと変えて、それよりもユーザーが本当に気持ちよく乗れるにはどういう車であるべきか、というのを考えて作られました。 その結果、外観見てもそうですが、乗ってもすごく肩から力が抜けた、心地よい運転感覚になっているんです。