【中学受験】熱望した第一志望校に2度挑戦するも叶わず「息子の涙を見たくなかった」直後のどす黒い感情を流してくれた塾の先生の言葉とは?
「私、結構いい人生だなって」
【古賀】 塾の先生、セカンドオピニオンの先生、そして次男の塾の先生にまで、結局そうやってたくさんのひとにお世話になりました。私の親友が要所要所で必要なアドバイスをくれたり、壁打ち相手になってくれたりしたから。2月4日はある友人が電話をくれたんですよ。喫茶店でぼーっとしてたら、「いま話せる?」って。私、そこで泣いて。その友人のおかげで、息子の前で泣かなくてすんだ。たくさんのひとに頼りましたね。 【おおた】 それは素晴らしいですね。お母さんに、たくさんのひとの助けを借りられる力があるっていう。 【古賀】 疲労困憊で終わりましたが、いろんな友人がそれぞれにお祝い会とか慰労会とかしてくれて、私はまわりのひとたちに支えられている人生だなと感謝しました。 【おおた】 お子さんの中学受験を通じてそれに気づくって、感慨深いことですね。 【古賀】 息子がおじさんになったときに、そういう人生になっていてくれたらいいなと思います。 【おおた】 いいお話ですね。 ■古賀さんの中学受験の全容は『母たちの中学受験』へ 入試直前・本番期の古賀さん親子に何が起きたのか、それをどうやって乗り越えたのか……。中学受験を終えたときにこみ上げてくる、後悔、反省、「たられば」の数々……。中学受験が終わってからようやくわかる「納得できる合格」のためにいちばん大事なことは何か? その全容は、12月4日発売『母たちの中学受験』(小学館)で明らかになります。いますぐご予約を! ■記事執筆 おおたとしまさ | 教育ジャーナリスト 教育ジャーナリスト。リクルートでの雑誌編集を経て独立。数々の育児誌・教育誌の企画・編集に係わる。現在は教育に関する現場取材および執筆活動を精力的に行っており、緻密な取材、斬新な考察、明晰な筆致に定評がある。テレビ・ラジオなどへの出演や講演も多数。中高教員免許をもち、小学校教員や心理カウンセラーとしての経験もある。著書は『勇者たちの中学受験』『ルポ名門校』『ルポ塾歴社会』『ルポ教育虐待』『不登校でも学べる』など80冊以上。おおたとしまさオフィシャルサイト
文・構成/おおたとしまさ