バーランダー、シャーザーは古巣でコンビ再結成? 今季は揃って苦戦「3人の大投手」気になる今後
今季は昨年末に受けた椎間板ヘルニアの手術の影響で開幕から出遅れ、6月に復帰を果たすも、その後に2度IL(故障者リスト)入りするなど登板はわずか9試合。7月25日のホワイトソックス戦で6回1失点、9奪三振と素晴らしいピッチングを見せた試合もあったが、2勝4敗、防御率3.95と体調面での衰えは隠せなかった。 今季の年俸はバーランダーと同じメジャー2位タイの4333万3333ドル(約68億円)と高給取りであったが、大きく期待を裏切る形となり、レンジャーズとの再契約はないと見られている。 しかし、「肩と腕はほとんど問題ない」とし、「まだ高いレベルでプレーできるし、チームの勝利に貢献できると思う」とコンディションには自信を見せている。 現地の報道では獲得候補として3年連続プレーオフに進出しているフィリーズ、そしてバーランダーと同じく古巣のタイガースも浮上している。タイガースは長らく低迷していたが、今季10年ぶりにポストシーズンに出場。前回プレーオフに進出した2014年にはシャーザー、バーランダーもタイガースに所属しており、チームが再建されたタイミングで“コンビ復活”となれば現地でも大きな話題となりそうだ。 タイガースでは今季、左腕のタリック・スクーバルが投手三冠を獲得するなどサイ・ヤング賞を受賞したが、他の先発陣は若手に期待の選手はいるが心許ない状況。シャーザー、バーランダーともに1年契約になると見られており、タイガースにとっては2人を呼び戻す最高のタイミングになりそうだ。 最後に、まだ36歳と2人に比べて若いものの、もっとも少ない登板数に終わったのがカーショーだ。 今季は昨年11月に受けた左肩の手術の影響もあり、復帰したのは7月下旬。8月18日のカージナルス戦で6回無失点と好投を見せたが、同月末に左足親指を痛めて離脱すると、そのままシーズンを終えた。最終的には7試合の登板で2勝2敗、防御率4.50と、2008年のデビュー以来最悪の数字となった。