将来「クソババァ」と呼ばれてもこの想い出で耐えられる、3歳児の母親がとろけた言葉
寝入りばなに息子がつぶやいた衝撃の一言
この日もいつも通りに絶賛イヤイヤ期の息子をなんとかお風呂に入れ、なんとかハミガキもしっかり終わらせ、「まだ遊びたい~」もなんとか短めに済ませ、お布団の中で絵本を読んで、や~っと寝る体制に入ってくれました。入浴もハミガキも寝かしつけも毎日のルーティーンですが、スムーズに進むときもあれば、お風呂イヤ~で躓いてしまい、すべてがイヤイヤになってしまうこともあります。そうなると、こちらもやり残している家事や仕事もこなせないという恐怖の展開になることもあります。 ですが、その夜はかなりスムーズに夜のルーティーンをこなすことができました。そして、現実と眠気の狭間にいる息子が前触れもなく急にこんなことを言ったのです。 「ママ…だいすきよ。ママはいっつもチューしてくれるねんなぁ。ハァ♡」 なんと! こう言って、最後に「天使のため息」をつきながら眠りについたのです。ちょっとちょっと、3歳児がこんなこと言います!? 女心を知り抜いたモテ男風発言を寝入りばなにつぶやいてしまうなんて……!! 私はテンションが爆上げ状態で、うれしさ全開! 今にも叫びたいような気持ちでしたが、叫んだら息子が起きてしまうので、寝息を立てている息子をウルウルとした目で見つめました。
この言葉があれば、将来悪口を言われても耐えられる!?
「ママ、だいすき」は言われたことありましたが、こんなにうっとりと天使のため息をつかれたのははじめて……♡ 「ママ…大好きよ。ママはいっつもチューしてくれるねんなぁ。ハァ♡」 この言葉自体に感動したというよりも、息子が幸せそうな表情で、こう言ったことがうれしかったのです。なんというか、「わ…私の愛が! 愛がしっかり伝わっている!! !」と私はテンションが爆上げ状態になり、この言葉を聞いた私の心は地球の中心部までとろけ落ちてしまったのです。 「またまた、そんな大げさな」と思うかもしれませんが、これ偽りなき本心なのです。イヤイヤ期の3歳児と日々過ごしていると、「私が言っていること、思いが息子に伝わっているんだろうか?」と考えることが度々あります。イヤイヤ言ってもやる方向に持って行く母親のことを本当はイヤだ、嫌いって思っていないかな……と考えてしまうことあります。 子育ては人間相手なので、がんばっても成果がよくわからないことが多いのです。勉強や仕事のように成績や売り上げなど成果が明快に見えるわけでもなく、しかも成果を求めればいいというものでもない……。その子なりのペースや理解もあるから、愛や達成を求めてはいけないものなんだな、と子育てをしてから実感するようになりました。だからこそ、うれしかったのです、時に叱ることがあっても、息子に私の愛情はしっかりと伝わっていたんだなと……。3歳児の言葉を真に受けて、と思うかもしれませんが、ここは真に受けて幸せ感に浸ろうと思いました。 そして、このとき心に誓ったのです。この想い出を、ずっと大切に心の奥底に持ち続けてしまっておこう、と。いずれ思春期を迎え、万が一息子に「クソババァ!」なんて言われる日が来たとしても、この出来事の記憶があれば乗り越えられる、そんな風に思ったのです。 このエピソードをXにてポストしたところ、約7千もの“いいね”をいただき、子育て中の方、諸先輩方からコメントをたくさんいただきました。私のように乗り越えられる想い出を持っている方も多かったです。そして、思春期は無愛想、恐ろしいのではなく、そこにもまた素敵な想い出が上書きされることも多々ある、というコメントもたくさんいただいて、勇気と希望が持てました。ありがとうございます! ◆『うわぁー! それ以上の幸せが、この世に在るのかと信じられない程の幸せですね。ただ、信じられないかも知れませんが、それ以上の幸せが、この先に必ずやって来るのです』 なんと心強いお言葉! これ以上の幸せがやってくる日を楽しみに、毎日の息子の大癇癪と向き合っていきます! ◆『このままの、ほんと、このままでいて欲しいとずっと願うよね。そして、たくさんたくさん、そのカワイイほっぺにチューさせてくれるのも、ほんと、今のうち。そして、思春期に「くそババア」って言うんでしょって事前に言ってたからか、その年齢になっても言ってない現実』 そうだ…ほっぺにちゅーだって、すぐに嫌がられる時期が訪れるんですよね…涙。