【ノア】モリスらチーム2000Xにたたきのめされた憂流迦「シングル組めよ!決着をつけさせろ!」
<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール ノアの極悪軍団「チーム2000X」のジャック・モリスが「来年元日の日本武道館大会で中邑真輔と戦うのはこの俺にすべき!」と勝手に宣言した。 チーム2000X(モリス&ダガwithヨシ・タツ)はタッグマッチで佐々木憂流迦&ルーキー小田嶋大樹と対戦。日ごろから「なんであいつだけ優遇されるんだ」と憂流迦に対して不満を募らせているモリスたちが相手コンビを血祭りに上げた。 まずはこの日、地元メキシコの伝統のお祭り「ディア・デ・ムエルトス(死者の日)」のおどろおどろしい骸骨メークアップを施したダガが、激しい攻防の後、小田嶋に握手を求めるフリをして手を伸ばした。これを小田嶋が半信半疑ながら握り返そうとすると、強烈なビンタをお見舞い。小田嶋はヒザから崩れ落ちてダウンした。 場外ではマネジャーのヨシ・タツが小田嶋を痛めつけ、リングに戻れば今度はモリスが小田嶋にストンピング。その後もチーム2000Xは憂流迦を排除し、よってたかって小田嶋に攻撃を加えた。 しかし小田嶋が憂流迦に交代すると、形勢は逆転。憂流迦がモリス&ダガとの1対2になりながらも相手コンビにキックや投げ技を決めた。 しかし憂流迦がバックドロップホールドでモリスから3カウントを奪おうとした瞬間、ヨシ・タツがレフェリーの足を引っ張って、リング外に落下させ、カウントさせず。同時に、ダガは持ってきたイスで憂流迦の頭部を強打した。最後は中邑真輔の動きを“完コピ”したモリスが、中邑のキンシャサのようなGLK(グッド・ルッキング・ニー=相手の顔面へのランニング式膝蹴り)で憂流迦を葬った。 モリスはマイクを握ると中邑のように「イヤァオ」と叫び、「この3週間、憂流迦、俺はお前を痛めつけ続けてきた。元日の試合はシンスケ・ナカムラ対ジャック・モリスにすべきだ」と一方的にカード変更を要求。バックステージで襲ってきた憂流迦を再度たたきのめすと、不敵な笑みを浮かべてチーム2000Xの面々は去っていった。 一方、後楽園ホールの廊下でもボコボコにされてしまった憂流迦は「クソ! 毎回、ひでえ手ばっかり使いやがってよ! クソ! おい、ジャック・モリス! 1対1だ、シングル組めよ。シングルやらせろよ、許せねえよ。決着をつけさせろ!」と叫んだ。