「オオタニと差が開いてしまった…」「まさか落球」ヤンキースの英雄から“戦犯”に「死ぬまで忘れない」アーロン・ジャッジが負った深すぎる傷
「ワールドシリーズで及ばなかったことは死ぬまで忘れない」 ヤンキースがワールドシリーズでドジャースに惨敗し、チームの象徴でもあったアーロン・ジャッジがそんな悲痛な言葉を残してからもう1週間近くが経過した。 【貴重&変わりすぎ写真】「大谷さん実はジャッジ、スタントンとも仲良し」「わ、わかい…デカすぎ…」ジャッジ21歳は頭1つ抜けてた!大谷デコピンと仲良しエドマン、ガリガリだったエンゼルス時代まで【ショウヘイの愛され日常】も見る それでもニューヨークの街には依然として沈滞ムードが漂っているようにも感じられる。メディア、関係者の間ではいまだに今シリーズでのヤンキースの不甲斐なさが槍玉に挙げられており、そんな風景は注目度の高いステージで戦うことの意味を改めて物語っているのだろう。
“戦犯”と目されるスーパースター
ジャッジにとっても初のワールドシリーズ。敗戦後、その戦いを振り返ってほしいと求められた32歳の主砲は約15秒間、沈黙したまま言葉を探し、静かに語り始めた。 「様々なことがあった。ここ数日、ヤンキースタジアムが揺れ動くのを見られたのは特別なことだった。 街が活気づくのを見ることができた。 シーズンを通して、アップ&ダウン、連敗、連勝、思い通りにならない厳しい判定など、いろいろなことがあってこの最後の試合にたどり着いた。ここにいるのは特別なグループだ」 そのように舞台が大きく、期待が膨らむほど、成功できなかったときの落胆も大きくなる。ニューヨークのような街でのプレーに付随する反動だが、今回はその矛先は他ならぬジャッジに向いている感がある。 2年前にはア・リーグ記録の62本塁打を放ち、今季も打率.322、58本塁打、144打点、OPS1.159という大活躍。大谷翔平と並び称される球界のスーパースターであり、ニューヨークでもこれまではほとんど聖域にいるような評価と称賛を勝ち得てきた。少々信じがたいことに、そんなジャッジが今秋は“戦犯”と目されている。 2024年のプレーオフでは通算打率.184(49打数9安打)、3本塁打、9打点、20三振。ワールドシリーズでも18打数4安打7三振に終わり、苦しむチームを救うことは叶わなかった。第5戦ではようやくシリーズ初本塁打となる先制2ランを打って地元ファンを歓喜させたものの、5-0とリードして迎えた5回表、中堅での手痛いエラーで崩壊のきっかけを作ったことはご存知の通り。こんな数字、背景を振り返ると、ジャッジが“チーム最大の誤算だった”とみなされたのは仕方ない。 「(ジャッジの)存在感は私たちのクラブハウスでは大きい。もたらしてくれるものの大きさを考えれば、彼が私たちを落胆させることなんてないよ」 35歳の一塁手、アンソニー・リゾはそうやってジャッジをかばったが、実際にはチームの第16代キャプテンでもあるジャッジにはもっと大きなものが期待されていた。 故障を負った大谷も今シリーズでは不発だったのだが、ドジャースのチームメイトにカバーしてもらえた。しかし、総合力で劣るヤンキースがドジャースに対抗するには、ジャッジの縦横無尽の働きは必須だった。そういった重積は酷なほどだが、先代キャプテンのデレク・ジーターはそんな重圧の中でもプレーオフ通算打率.308、20本塁打を残し、多くのポストシーズンでチームを押し上げてきたのだった。
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