生成AIへの期待、1位は文章生成、2位はパワポ作成…「秘書サポート」や「営業活動」まで広がる可能性【全国企業の社員1,000件の回答に基づく調査結果】
企業向けクラウドや生成AI(人工知能)サービスを手掛けるFIXERが6月に実施したアンケート調査では、企業の社員たちが生成AIに最も期待する機能として「文章生成」が挙げられ、次いで「パワーポイントなどの資料自動作成」が続く結果となった。これは、日々の業務における時間の削減や、よりクリエイティブな仕事に集中できる環境の実現を求める声が反映されている。進化する生成AIが、今後さらにビジネスシーンでどのように役立つのか、その可能性がますます広がりつつある。以下、アンケート調査の結果を詳しく見ていく。 世界主要国「労働生産性」ランキング【2022年】
生成AIの進化。多様化する活用ニーズ
企業向けクラウドや生成AI(人工知能)サービスを手掛けるFIXERは、日本企業の社員を対象としたアンケート調査を実施した。「生成AIでどんなことができたら良いか」と聞いたところ、「文章作成」が6割近くを占め、最も多かった(複数回答)。2番目に多かったのは「パワーポイントなど資料の自動作成」で4割程度を占めた。 進化の著しい生成AIは文章生成だけでなく、資料や動画像の作成など多くの能力を持つようになっている。これに応じて、利用者の生成AIへの期待や具体的な活用法も多様化していきそうだ。
秘書業務から営業活動まで……社員が期待する活用シーン
調査はFIXERが全国の従業員300人以上の企業の社員を対象に6月6~7日に実施し、1000件の有効回答を得た。情報・通信のほか、金融・保険、不動産、流通・小売りなどの企業が対象となった。 アンケートで「生成AIでどのようなことができたら良いか」と質問したところ、最も多かったのは「文章作成」で57.3%だった。「パワーポイントなどの資料の自動生成」(42.1%)、「高品質な動画、画像の生成」(26%)が続いた。生成AIはすでに文章だけでなく、資料や画像なども自動生成できるようになっている。 次に多かったのは「人間とそん色ないレベルの会話」で23.3%、「自分専属の秘書としてのサポート」も22.2%に達した。すでに会話できる生成AIも登場しており、近い将来はこうした要望も達成する可能性がありそうだ。このほか、「営業活動」(12.6%)、「SNSの自動更新」(12%)といった要望もあった。生成AIがこうした業務の一部をできるようになれば、人間はより高度な業務や顧客へのきめ細やかな対応に時間を使えるようになる。
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