「米のとぎ汁」でエイジングケア!肌にもたらす5つのメリットや使用すべきではない肌タイプを米皮膚科医が解説
色素沈着の改善に役立つ
脇の下など、肌を明るくするにはコウジ酸を使うといいと聞いたことがあるかもしれないが、なんと米のとぎ汁にもコウジ酸が含まれている。コウジ酸はチロシナーゼ阻害物質であり、メラニンの生成を抑制するので、カープ博士いわく、色素沈着の改善に役立つそう。
肌を保湿する
カープ博士によると、米のとぎ汁には肌の水分保持を助けるアラントインが含まれているため、肌の保湿にも有効。
フリーラジカルによるダメージから肌を守る
米のとぎ汁に含まれる抗酸化物質(フィチン酸、γ-オリザノール 、フェルラ酸など)が、紫外線を浴びて体内で生じるフリーラジカルによる肌のダメージを防ぐ可能性があることがいくつかの研究で示されている。だが、これに関しては十分に研究が行われていないため、注意が必要に。「米のとぎ汁を使えば紫外線から肌を守れると考えてほしくはありません。実際にそうでないからです」とマーフィー=ローズ医学博士。「ただ、米のとぎ汁のように、真の抗酸化作用を有する成分は日焼け止めや日焼け対策と併用することで、日焼けによるダメージや老化から肌を守ってくれます」
アンチエイジング効果がある
日焼けによる肌の老化に加えて、2018年に『Cosmetics』誌に掲載されたの研究によると、米のとぎ汁は皺につながるエラスチン線維を分解する酵素エラスターゼの働きを阻止することが示されている。
ニキビの改善に役立つ
米のとぎ汁には栄養素と抗炎症成分が含まれているため、マーフィー=ローズ医学博士が言うには、湿疹を和らげ、ニキビ予防にも最適。ただし、自家製の米のとぎ汁には細菌を含んでいる可能性もあるため、傷ついた肌には使用するべきでない。
肌に米のとぎ汁を使用すべきでない人は?
米のとぎ汁は肌に非常に優しいため、カープ博士いわく、ほとんどの肌タイプの人が肌に使用できる。米のとぎ汁を含んだ市販の製品を使う場合は、まず初めにパッチテストを行うのがベスト。「3日間、毎日肌に製品を少量のせて、その後1週間ほどは様子を見て反応を確認してみましょう」とマーフィー=ローズ医学博士。 反応としては、赤み、ざらつき、ひび割れ、乾燥などが肌に現れることがあり、この場合はその製品に対して肌が過敏である可能性を示している。それでも米のとぎ汁が自分の肌に合うかどうかが不確かであれば、皮膚科医に相談し、最適な使い方についてアドバイスをもらうようにしよう。