「医療用大麻ビジネス」は海外で右肩上がり 日本が参入する日は来るのか
日本で言う「漢方」のようなもの
「海外での医療用大麻の扱いは、日本での『漢方』のような感じだと思ってもらうといいかもしれません。あまりに古くからあって、薬というよりもハーブのように民間療法で使われてきたことで、治療効果がきっちり検討されてこなかった。それが最近になって急に“薬”として認められた。ようやく医学的な検証が始まったという段階ですね」(小川氏) そんな未開拓な分野に、進出するのは大企業には難しい。上場企業ならば株主から反発も予想される。しかし、ベンチャーならば勝負をかけられる。場合によっては「世界」を獲ることもできる。 「まだ医学的な検証が行われていない」ということは、裏を返せば「最初に新しい効果を見つけられるかもしれない」ことでもあるからだ。 まだまだ先の見えない分野の中で、医療用大麻ベンチャーがどのように戦っていくのか注目したい。 (窪田順生)
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