トヨタ「スープラ」生産終了! 17年ぶり復活から6年目に「ファイナルエディション」発売! 同時に一部改良も!? 「あくまでも現行が無くなる?」 今後は?
最後の一部改良! どこが変わった!?
そして今回のA90スープラ一部改良でTOYOTA GAZOO Racingは、「さらなる一体感のある走り」を追求し、市街地からワインディング、サーキットまで存分に走りを楽しめると説明します。 安心・安全のためのブレーキ性能を向上させた上で、ボディ、サスペンション、シャシ剛性の向上およびチューニングの最適化、空力性能の改善を施しました。
ドライブトレインでは、新しいシャシセッティングに伴い、アクティブディファレンシャルの制御を最適化することで、旋回中のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善しました。 ブレーキ性能面では、フロントに大径化した「brembo」製ディスクブレーキを採用し制動性能を強化。 足回りや車体では、状況に応じて減衰力を調整する電子制御ダンパーの特性を見直すとともにフロントスタビライザーも強化して走行性能を向上させました。 また前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用したり、フロントコントロールアームに強化ゴムブッシュを、リアサブフレームに強化ゴムマウントを採用することで、サスペンションとボディの一体感を高め、ロードインフォメーションをより伝わりやすくしました。 これにより、正確なハンドリングに貢献するといいます。 加えて、リア床下ブレースの構造を強化することでボディ剛性を高め、ダイレクト感やグリップ感、コントロール性を向上。 こうした進化点にあわせEPS(電動パワーステアリング)制御を最適化したことで、ダイレクト感のあるステアリングフィールを実現し、コントロール性能を向上したと説明します。 さらに前後のキャンバー角を見直し、グリップを高めてコーナリング時の安定性を向上するなど、多岐にわたる改良が施されました。 一部改良では、内外装も進化しています。 ホイールにマットブラックを採用し精悍さをアップしたほか、リアにはダックテールタイプのカーボンリアスポイラーを採用。 フロントにはホイールアーチフラップを追加しました。フロントタイヤスパッツの高さを拡大することで前後の空力バランス、ダウンフォースを最適化し、接地性とハンドリング性能向上に寄与します。 内装は、運転席シートにGRロゴを刺しゅうしたアルカンターラ+本革シートを搭載。シフトノブリングおよびステッチ(6速MTのみ)、シートベルトに赤色を施し、スポーティさもアップしています。 なお今回これらの改良の手が入ったのは、3リッター直列6気筒モデル(6速MT/8速スポーツAT)のみです。 一部改良を実施した新型スープラはこのあと、日本、欧州、豪州などのグローバル市場において2025年春以降に順次発売する予定としています。