「堕ろしたい」なんて言えない。40代の予期せぬ自然妊娠がもたらす悲劇。不妊治療中の友にも彼にも言えない本音を激白。オンナだけが背負わなければならない宿命のリアルを追う。
周りの同年代の友人たちは皆、不妊治療の末に高齢出産。自然妊娠をするケースが彼女の周りでは稀だったのだ。 「今の周りでは出産が続いています。38歳くらいから、次々生んでる感じ。友人たちはみんな不妊治療をしています。だから世の中はそんなもんなんだと思い込んでいたんです」。 裕美さんが妊娠に気がついたのはあることがきっかけだ。 「私仕事と同じくらいお酒が好きなんです。そのお酒が美味しくなくて。どうやっても飲めない。初めてのことに驚きました。それですぐググったんです」。 原因として挙げられているのは、加齢や病気。しかしスクロールすると「妊娠」の文字が現れる。 「ビクッとしました。でもなんとなく直感でこれかもと思い、速攻で検査薬で確認。くっきり陽性のラインが出た時は愕然としました」。 すぐに病院を受診。妊娠が確認されたそうだ。裕美さんの頭に浮かんだのは不安だったと話す。 「どうしよう…って。仕事もあるし、そもそも子供なんて欲しくない。子供ができるようなことをした私が悪いのはわかっています。でも…」。 どうしたら堕ろせるか?を考えている自分がいたという。【後編】では、その後の心の変化と彼とのやりとりなどをさらに詳しく聞いていきたい。 取材・文/橋本 千紗
【関連記事】
- 【続きはこちら】「産みたくない」私の気持ちは一体どこへ行く?40代の予期せぬ妊娠がもたらす悲劇。オンナだけが背負わなければならない宿命のリアルを追う。
- 「避妊なしでこれまでできなかったから…」安心しきっていた夫婦に突然やってきた子宝。40代で妊娠の切実すぎるリアル。
- 「この年で妊娠なんて一生の不覚…」43歳未婚の看護師がまさかの妊娠。産んだはいいけどリアルは残酷。自由ナシの結婚とボロボロの身体で育児の現実を追う。
- 「おいおい、その剃り残しは見苦しいな!」ほんの少しの工夫で劇的に変わる!清潔感に繋がる髭の剃り方
- 「マジ勘弁してよ!」雨の日に多い一発退場のやらかし! 意外とやってる人が多い傘のマナー違反あるある三選