健康保険証の色や番号で年収が分かるって本当?健康保険証の種類を一覧で紹介
一般的に健康保険証は、所属している勤務先などによって色や番号が分けられています。その際に、健康保険証の色や番号によって、ある程度の年収が分かるといったうわさを耳にしたことのある人もいるかもしれません。 しかし、本当に健康保険証である程度の年収が分かるのでしょうか? そこで今回は、健康保険証の色や番号の違いや、その違いによって年収が分かるのかについてご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
健康保険証の種類はおもに5種類
日本は「国民皆保険制度」を通じ、何らかの公的医療保険に加入することで、病院での負担を軽減しています。健康保険証は、国民保険、社会保険、後期高齢者医療保険の3種類に分けられます。さらに、社会保険は勤務先の条件などによって加入する組合が異なるので、保険証の色も違ってくるでしょう。 制度に合わせ健康保険証も発行されており、その色もさまざまです。健康保険の種類と保険証の色、おもな加入者についてまとめたものが表1です。 表1
※筆者作成 表1のように、保険証の色は複数あります。
健康保険証の色で年収は分かる?
健康保険証の色は、保険証の種類によって異なるため、保険証の色でどの程度の年収があるのか、ある程度想像できるのでは?と考える人もいるでしょう。 一般的には、中小企業よりも大企業や公務員の方が収入が多いイメージがあるため、黄色や桃色の保険証をもつ人は年収が高い可能性があります。しかし、ほかの組合の保険証でも同じような色が使われることがあると考えられるため、見分けることは難しいでしょう。 また、国民健康保険などは、地域や年によって色が異なる場合もあります。そのような理由からも、色だけで判断するのは困難であることが分かります。 ただし、健康保険証には、加入している組合の名称や本人の勤務する会社名などが記載されています。有名な大企業などであれば、年収が高いだろうと思われる可能性はあるかもしれません。
健康保険証の番号で年収は分かる?
国民健康保険を除き、健康保険証に記載されている保険者番号の頭の2桁は、医療保険の種類によって「法別番号」という番号が定められています。代表的な番号が表2です。 表2