レオンに託されたミランの腕章を巡り伊解説陣の議論が白熱!「チームの魂であるはずがご褒美に」意味深ジェスチャーのユーヴェFWも分析「彼はザークツィーの正反対」 | セリエA
レオンに託されたミランの腕章
『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、ミラン対レッチェ(3-0)において、ミランの主将を務めたラファエウ・レオンについて議論した。ベラーミ氏は、今シーズンのピッチ上での振る舞いが問題視されたレオンへ腕章を託したことに首を傾げた。 「これはダメだ。近年、カピターノ(主将)の価値が変化したのかもしれないね。主将の腕章は、選手に責任を持たせるための褒美ではない。腕章とは、ロッカールーム内の総意であり、監督が振る舞いやリーダーシップにおいて、その選手を信頼する証であり、チームの魂であり、鏡なんだ。だがいま、『腕章を渡すから、全力を尽くすように』とのメッセージが込められ、ご褒美のようになっている」 指揮官のパウロ・フォンセカは今シーズン、ダヴィデ・カラブリアやフィカヨ・トモリ、テオ・エルナンデスにも腕章を託してきたが、フェラーラ氏は、試合ごとに主将を変更する方針に反対した。 「誰がミランのカピターノなんだい? 私はまだ理解できていない。ミランでは、みんなが主将を務めているじゃないか。カラブリアだって? 本来、チーム内には、腕章のないカピターノたちもいるものだ。彼らもリーダーなんだ。今日は彼、次は別の選手と毎回、腕章を託す相手を変えるのはどうだろうか。受け取る側も『ちょっとしたご褒美をもらった』と思ってしまう」 「腕章を巻いたら、責任感が身につくわけではない。選手にはそれぞれのパーソナリティがあり、いかにピッチで過ごし、いかにロッカールーム内で過ごすかは異なる。リーダーあるいはカピターノとは、そのクラブに長年、所属している選手が選ばれることもあるだろう」 「だが多くの場合、ロッカールーム全体が自分たちのリーダー、カピターノを選ぶものなんだ。私の現役時代を振り返ると、(ジャンルカ)ヴィアッリや(ディエゴ)マラドーナ、(アレッサンドロ)デル・ピエロから腕章を取り上げて、私に渡すなど考えられないことだ」
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