立憲代表選 立候補4氏が会見(全文3)公助を整え、自助を発揮しやすい社会に
自民党の政治は自己責任論に強く傾いている
泉:私は、自民党さんはやはり権力を強くする、権力者が元気になる、こういう方向性を持っているんじゃないかと思います。今このコロナが少し明けて、早速、永田町には多くの陳情団がやってきているわけですね。こういう姿をやはり変えなきゃいけないと。立憲民主党というのは、やはり庶民が元気になる、国民が元気になる。ですから権力者や富裕層が強くなる政治ではなく、国民の経済、国民の生活、そして地域の経済、こういうものを強くしていくというのが、立憲民主党の大きな自民党と異なる考え方であるというふうに思っています。 西村:自民党の政治はやはり自己責任論に強く傾いていると私は思います。今回、岸田総理が新しい資本主義という考え方を打ち出しました。私も当初は少し期待をしたんですけれども、中身をよく拝見しますと、やはり企業価値重視、株主の価値重視、三方良しと言いながら、そちらのほうに傾いているように私には読めます。私は誰か1人の人が超大金持ちになる政策ではなく、みんなでそれを分配して頑張れる足場をつくる、土台をつくる、それが私たちの政策であると、こういうことは大きな違いとして打ち出せると思っています。 司会:ありがとうございました。では後ろの方、どうぞ。
総理大臣になる目標の時期は
畠山:フリーランスライターの畠山理仁と申します。よろしくお願いします。先ほど政権交代の受け皿になるというお話を何人かの方がされたと思うんですけれども、それではいつあなたは総理大臣になれるのかということで、それぞれご自身で考える目標の時期などを教えていただければと思います。よろしくお願いします。 司会:それでは小川候補からお願いいたします。 小川:私、32歳のときに中央官庁を退職して、この世界に入りました。10年、一生懸命準備して、10年できっちり結果を残して、50歳を過ぎたら早期に引退しようと、これが夢だったんです。もう家族も支援者の皆さんも楽にしてあげたいしと思っていました。だけど出せた成果が、このざまって言ったらあれですけど、十分に至れていなくて。で、この間50歳になったんです。だから常に自分の引き際、どこかで死に場所を探しているようなところもありまして。本当にそんなに長い時間感覚じゃない中で、責任を果たせるなら果たすし、果たせないならけじめをつけるしという切迫感の中でやっていきたいと思っています。 泉:私、25歳のときに京都3区から立候補したんですけども、そのときは地盤も看板もかばんもなかったんですね。よもや25歳で立候補できるなんていうことすら思ってなかったわけです。でもこの世界って何が起こるか分からないんですね。そういった意味では明確に確定的に、何歳になったら総理になれるなんていうのは当然分からないわけです。ただ、私は多くの仲間たち、そして支援していただく国民の皆さまからの期待を背負っているというふうに思いますから、やはり来たるべき参議院選挙で勝利をし、当然、統一地方選挙でも基盤を強化して、そして来たるべき次期総選挙、ここでやはりしっかりとわれわれが過半数を獲得し、国民のための政権をつくる、そのときにはこの国のトップリーダーになるということを明確に訴えていきたいと思います。 西村:やはり与野党伯仲の国会構成にするということ、これが私にとっては最短の目標であります。これまでの自公政権が公文書の改竄・偽造、あるいは政治と金を巡る問題、政治の私物化、このように好き放題させてしまったのは、やはり野党の数の力が足りなかったこと、それぞれ頑張ってはきましたけれども、やはり数の力が足りなかったということだと思いますので、まずは与野党伯仲を目指すということ、そのために来年の参議院選挙は極めて重要だと思っています。