『OITA CULTURAL EXPO!’24』大分・別府・佐伯・臼杵・竹田・国東半島で体験する新しいアートのかたち。
ツアーでは、涙から海へ。佐伯市の“浦”と呼ばれる海沿いのエリアを巡り、魚の加工所でブイヤベースを食べる。ツアーのシナリオは、海の誕生をテーマに、この地域に縁のある小説家や俳優が関わり、“浦”や“灯台”が重要なキーワードとなるオリジナル作品だ。
【佐伯市】藤井光「終戦の日 / WAR IS OVER」
~2024年6月16日。〈丹賀砲台園地地下弾薬庫〉大分県佐伯市鶴見大字丹賀浦577。火・水曜休。施設入場料 200円(鑑賞料は無料)。ツアー『藤井 光の新作鑑賞と「海」の誕生を感じる旅』について詳しくはこちら 。
●臼杵市で体験する土と石の記憶
臼杵市は、国宝に指定された石仏群で知られ、また2021年、ユネスコの食文化創造都市に認定された都市だ。ここでは高岡友美と永森志希乃のユニット・風景と食設計室 ホーが、食と詩の朗読によるパフォーマンスとインスタレーションを行う。 「最近、臼杵市では行政が完熟堆肥による土作りを推進し、また有機野菜の栽培を奨励しています。小学校の給食にもその完全無農薬有機の野菜が提供されているんですね。今回、風景と食設計室 ホーがパフォーマンスを通して紡ぎ出す物語は、そうした土と、石仏の素材である石がテーマになっています」(山出) ツアー『臼杵の循環型食文化を学ぶ。“石と土”をテーマに自分がいる風景を見つめる旅』)も、ホーのパフォーマンスが軸になる。「ホーの作品をより深く体験していくために、まず臼杵市が手がける土作りセンターに行き、有機野菜を作っている農家を訪問。アーティスト自身による朗読パフォーマンスと料理を体験したのち、石仏を見に行く。土から石へ、時間を辿っていくような体験ツアーです」(山出)
【臼杵市】風景と食設計室ホー 食事と朗読の公演「石が土になる間に」
〈旧石仏山荘〉大分県臼杵市大字深田835-4。2024年5月18日、5月19日、6月8日、6月9日。12時30分~13時40分(公演終了時間は目安。受付は12時~12時20分)。3500円。各回定員36名(バスツアーとのセット18名を含む)※5月18日~6月16日はインスタレーションを公開。10時~16時30分。火・水曜、公演日(5月18日、5月19日、6月8日、6月9日)休。無料。