小学1年生の子どもが、食べ放題で「未就学児は無料です」と言われた! 訂正して料金は払ったけど、年齢確認は「自主申告制」で大丈夫なの? 偽るべきではない理由も解説
食べ放題のお店では、年齢ごとに料金を分けている場合があります。例えば「3歳以下は無料」「シニア料金」などです。未就学児までは無料で飲食できるといったお店もあり、小さな子どもがいる家庭にはうれしいですよね。 子どもの成長には個人差があり、小学生よりも体格の良い未就学児もいれば、未就学児に間違えられる小柄な小学生もいます。見た目で判断しづらい場合、年齢ごとに料金が異なるタイプのお店ではどのように客の料金を決めているのでしょうか? 本記事では、年齢によって料金が違う食べ放題のレストランにおける料金の決め方と、年齢を偽った場合どうなるのかについて解説します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
食べ放題のお店の年齢確認は自主申告制が多い
年齢で料金を決めている食べ放題のお店の多くは、自己申告で年齢の確認をしているようです。例えば、焼肉食べ放題で人気の「焼肉きんぐ」では公式サイトに年齢証明書は不要だと明記しています。筆者もさまざまな食べ放題店を訪れていますが、子どもや60歳を超えている同伴者の年齢確認に証明書が必要だった経験はありません。 もちろん、居酒屋など年齢確認に証明書が必要な店もありますが、食べ放題の店舗の場合は客の良心に任せているところが多い印象です。
年齢を偽って申告するとどうなるの?
では、年齢を偽って申告し、料金をごまかした場合はどうなるのでしょうか? 年齢を偽り、本来支払うべきだった料金を支払わない行為は相手に不利益を与えることになるため、詐欺罪(刑法246条)にあたる可能性があります。つまり、年齢を偽り本来よりも安い料金をお店に支払う行為は、単なる節約ではなく犯罪行為にあたるのです。 とはいえ、年齢は見た目では分からないことも多く、年齢を偽ったことがバレないまま食事を終える人もいるでしょう。また、年齢をごまかしたからといってすぐに逮捕されるケースは非常にまれです。しかし、年齢を偽り本来支払うべき料金をごまかす行為は店への裏切り行為となります。 幼い子どもでも意外と大人の会話を聞いているものです。親が自身の年齢をごまかしていたという事実は、子どもにとって良い経験とは言えません。