15日(日)の天気 北日本・北陸は大雪・ふぶきのおそれ 全国的に風冷たく冬本番の寒さに
きょう15日(日)も日本海側では冷たい雨や雪が降ったりやんだりで、北・東日本の山沿いでは大雪となるおそれがある。風も強まり、ふぶくところもあるだろう。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意が必要となる。太平洋側では、関東や東海を中心に広く冬晴れとなるものの北日本では午後を中心に雪の降るところがある見込み。西日本でもにわか雨、山沿いはにわか雪の可能性がある。また全国的に風が冷たく、冬本番の寒さとなりそうだ。
日本海側は荒天注意
冬型の気圧配置が続く中で、きょうは低気圧が北日本を通過する見込みだ。このため北日本や北陸~岐阜の山沿いを中心に雪の降り方が強まり、積雪が一気に増えるおそれがある。また全国的に風も強まり、東北の日本海側などでは、瞬間的に30メートルの暴風が予想される。ふぶきによる視界不良、スリップ事故などに十分注意してほしい。東北南部~北陸の平地では日中雨が主体となるものの、大気の非常に不安定な状態が続く。雷雨や竜巻などの激しい突風、ひょうに引き続き注意が必要だ。
冬晴れエリアは空気カラカラ
太平洋側は北・西日本で雪雲や雨雲の流れこむところがあるものの、関東・東海は広く冬晴れとなり、空気の乾燥が続く。東京はきょうで9日連続、乾燥注意報が発表されていて、最小湿度は25パーセントまで下がる予想だ。火の取り扱いに気をつけるのはもちろんのこと、部屋の加湿やマスクの着用など、感染症予防も心がけたい。
風冷たく真冬の寒さも
けさの最低気温は午前5時40分現在、菅平(長野)で-19.1℃、名古屋0.9℃、東京都心で1.0℃など今季一番の冷え込みが続出している。日中の最高気温は、きのうより高くなるところもあるものの、北日本や日本海側の地域では広い範囲でひと桁で、冷たい風がさらに体感を押し下げそうだ。3日連続、真冬日(最高気温が0℃未満)となっている札幌は、きょうもわずかに昼間1℃に届く時間があるくらいで、凍える寒さがこの先も続く予想となっている。関東以西の太平洋側も10℃を少し超える程度で、12月~1月並みの寒さとなりそうだ。 (気象予報士・小野裕子)