24日(火)はクリスマスイブ 北陸以北でホワイトクリスマスに 年末年始は強烈寒波か
24日(火)のクリスマスイブには強い寒気がいったん北上し、太平洋側に加えて山陰や近畿北部でも晴れ間がありそう。北陸から北の日本海側では雪が降るものの、大雪やふぶきとなる可能性は低そうだ。ただ、年末年始にかけては強い寒波が日本の上空に流れ込みやすく、日本海側を中心に大雪となって、帰省時の交通機関が大きく乱れるかもしれない。
クリスマスイブは一時的に寒気退く
今月24日(火)にはクリスマスイブを迎える。この先、23日(月)ごろにかけては冬型の気圧配置が強まりやすく、上空には度々強い寒気が流れ込む見通し。そのため、山陰から北の日本海側を中心に冷たい雨や雪が降ったりやんだりで、山沿いでは大雪やふぶきとなるおそれがある。
24日(火)になると強い寒気はいったん北上し、冬型の気圧配置が緩みそう。太平洋側に加え、山陰や近畿北部でも晴れ間がある見込み。北陸から北の日本海側では雪が降るものの、大雪やふぶきとなる可能性は低いだろう。幻想的なホワイトクリスマスになるかもしれない。
年末年始には強烈寒波が襲来か
ただ、クリスマスに寒気がこなかった場合、年末年始ごろに強い寒気が流れ込みやすい傾向がある。最新の1か月予報では、年明け1月中旬にかけての降雪量は山陰から北日本の日本海側で平年並みか多い見通し。 また、平均気温は今月28日(土)から年明け10日(金)ごろにかけて全国的に平年並みか低い予想となっている。
今シーズンは「クリスマス寒波」ではなく「年末年始寒波」となり、日本海側を中心に大雪となって、帰省時の交通機関が大きく乱れるかもしれない。また、晴れる所でも例年より寒さが厳しくなる可能性があるため、年末年始の挨拶回りや初詣などは、いつも以上に暖かくした方がよさそうだ。 (気象予報士・鈴木悠)