いざというときに実力を発揮できない、挑戦するのが怖い。「なりたい自分」に近づくために、試してみてほしいコト
自分の「好き」は、努力を後押ししてくれる効果も
しかし、現実は甘くはありません。その友人の予備校クラスには、地元にいたときは聞いたこともなかった、有名私立高校や有名進学公立校の卒業生がたくさんいたのです。ですが幸いなことに?、予備校のクラスメイトたちの出身高校がどれほど高偏差値なのかさえ理解できていませんでした。だからこそ悲観的になることなく、「楽しい妄想」を毎日し続け、学校に通えなかった時期に、したくてもできなかった勉強を嬉々として続けることができたのです。 そして、ずっと本が好きだった友人は、地元にはなかった本がずらりと並ぶ大型本屋に足繁く通いました。ずっとしてきた読書体験が功を奏して、国語力がどんどん身についていったといいます。 読書以外にも、自宅静養中に好きになった外国映画と洋楽。そのおかげで、英語を学ぶことが楽しくて仕方ありませんでした。英文法は苦手でしたが、「いつかあの国に行ってみたい!」という楽しい妄想があったから頑張れたそうです。 ▶次回▶『今、「希望通りの人生」になっていない人。幸福感に満ちた毎日にするために、試してほしいたった1つのコト』 友人が1年間かけて挑んだ「楽しい妄想」が後押しした受験生活。受験校選びにも、自身が幸せな人生を保つための彼女なりのこだわりが発揮されます。よくある選び方とはひと味違う選択基準とは?
心理カウンセラー・ライター 岡部愛