中日・大野「マー君に勝ちたい」 巨人移籍の同学年スターを特別視 初の投げ合い制してチーム浮上だ
中日・大野が、年明け恒例の地元・京都の大文字山を登る自主トレを公開。楽天から巨人に移籍した同学年の田中将との初めての投げ合いに意欲を見せた。 「投げ合いたいですよね、やっぱり。投げ合うからには、勝ちたい。1、2回ではなく何回も投げ合いたい」 巨人・坂本、タイガース・前田らと同じ88年生まれ。中でも田中将は駒大苫小牧で2年夏に甲子園優勝、楽天時代の13年は24勝0敗でリーグ優勝と日本一に貢献、ヤンキースでも日本投手最長の6年連続2桁勝利など、世代をけん引してきた。 「同学年のスター。高卒で入ったマー君、マエケン(前田)と坂本勇人も特別な存在でリスペクトしている」 自身は23年4月に左肘クリーニング手術を受けて再起を期した昨季、9戦2勝と不完全燃焼。田中将も同じ23年の10月に右肘クリーニング手術を受けて完全復活を目指しており、境遇は重なる。「マー君も今年にかける思いは強いと思う」と大野。黄金世代屈指の左腕が、田中将との投げ合いを制してチーム浮上に弾みをつける。(湯澤 涼)