2つのプランで天皇杯決勝進出を決めたガンバ大阪は川崎Fに雪辱を果たすことができるのか?
ガンバは先制した試合で15勝3分けと、無敗をキープしてリーグ戦を終えている。元日決戦でもまずは先に失点しない試合運びだけでなく、ボールを失った直後に集団で、なおかつ敵陣で猛然と奪い返しにくる川崎の攻守の切り替えの速さもかいくぐっていかなければ勝機はつかめない。 その上で千金のゴールに絡む仕事を託されるのはパトリックであり、渡邉であり、リーグ戦の終盤で欠場を余儀なくされた故障からともに徳島戦で復帰した小野瀬であり、そして宇佐美となる。 「チームとして10個目のタイトルを取って、クラブとしても波に乗っていきたい」 宇佐美の意気込みが成就されれば、遠藤を欠いた陣容で初めて手にするタイトルを介してガンバの改革が加速される。迎え撃つ川崎も決勝が現役最後の一戦になるレジェンド、MF中村憲剛を勝って送り出そうとモチベーションを極限まで高める。注目の激突は元日の14時40分にキックオフを迎える。 (文責・藤江直人/スポーツライター)