「リーダーの最有力候補」失意のペレスに浮上した”新天地“ キャデラックとの相乗効果を米メディアが強調「支援が役立つ」「大きな武器に」
今季まで、F1の舞台で14シーズンに渡りレギュラードライバーとしてグランプリ出場を果してきたセルジオ・ペレス。レッドブルでのドライブは今季限りとなり、F1界での進退など今後の去就については、まだ発表が無いままだ。 【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像 すでに来季の各チームにおけるすべてのシートは埋まっており、引退説も囁かれているペレスだが、その一方で、2026年でのF1復帰にも大きな期待が寄せられている。 「ペレスは新チームのプロジェクトを率いるのに理想的な人材だ」 そう伝えているのは、米国メディア『THE SPORTSRUSH』だ。現地時間12月24日、ペレスの特集記事を配信。その中で2026年から参入を果たすキャデラックのドライバー候補としてペレスを“猛プッシュ”しており、ベテランとしての経験が新興チームに必要であると訴えている。 同メディアは、「2025年のシートがない可能性が高いペレスだが、2026年にF1へ復帰するチャンスが残されている。ゼネラルモーターズがバックアップするキャデラックが新たにF1参戦を果たし、11番目のチームとしてグリッドに加わるからだ。この新チームは少なくとも1台のマシンに経験豊富なドライバーを必要とするだろう」などと主張。 さらに、これまでもペレスを大きく後押ししてきた母国メキシコなどからのスポンサー支援が大きな魅力であるとして、「ラテンアメリカ、メキシコ、アメリカの一部地域での商業的な影響力は、レッドブルのマーケティング戦略に大きく寄与した」と説いている。 その上で、「キャデラックもペレスを起用することで同様の恩恵を受けられる可能性がある。ゼネラルモーターズがF1参戦のために多額の資金を投入すると予想されるが、もし追加の資金が必要となれば、ペレスのスポンサー支援が役立つだろう」と分析する。 また、ドライバーとしてのコース上におけるパフォーマンスにも言及。「キャリアを通じて様々なレギュレーションのマシンをドライブしてきた彼の実績は、キャデラックのプロジェクトにおいて大きな武器となるだろう」などと見通している。 他にも、今回のトピックではペレスに対し、「今季は低迷したものの、キャデラックにとって優れたチームリーダーの最有力候補だ」との評価も送られている。 F1ドライバーとして輝かしい栄光、そして耐えがたいほどの苦難も味わってきたペレス。その膨大な経験値こそ、大舞台に挑む新規参入チームに必要なのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】
- 「スピードには疑いの余地はないが…」レッドブル重鎮も角田裕毅の“未熟さ”を指摘 ローソン決定の理由には「成長の可能性が最も期待できる」
- 「マックスと似たスタイルで運転する」ホーナー代表がローソン起用に踏み切った根拠を”力説“ 王者と組む重圧にも屈しないと太鼓判「適性がある」
- 「自分の将来を確保する必要がある」英メディアが角田裕毅に移籍のススメ これまでのレッドブルの対応には「疑問が残る」
- 2026年は”浪人生活“の可能性も ホーナー発言で窮地に立つ角田裕毅が「F1戦線」に生き残る方法は?
- 角田裕毅ではなく、なぜローソン? レッドブルの選択に独記者も疑問符「ツノダは本当のチャンスを一度も与えられなかった」