FA移籍・甲斐拓也の「人的補償」、元巨人左腕がプロテクト28人を予想...来季期待の20歳右腕は守るべき
プロ野球巨人の元投手で、大リーグのニューヨーク・メッツなどでプレーした野球解説者の高橋尚成氏(49)が2024年12月26日までにユーチューブを更新し、フリーエージェント(FA)でソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)の人的補償に関する28人のプロテクト選手を予想した。 【動画】ソフトバンク打線を鋭い変化球で抑える大江 ■「京本は持っているボールのクオリティが高い」 スポーツ紙によると、甲斐の今シーズンの年俸は2億1000万円(金額は推定)で、人的または金銭の補償が発生するBランクとみられる。 これにより、ソフトバンクが人的補償を選択した場合、巨人がプロテクトした28人以外の選手を獲得することが可能となる。 高橋が予想したプロテクトの内訳は、投手15人、捕手3人、内野手5人、外野手5人。 投手では、エース戸郷翔征(24)、山﨑伊織(26)、大勢(25)、中川皓太(30)、高梨雄平(32)らをプロテクト。捕手は大城卓三(31)、岸田行倫(28)、山瀬慎之助(23)らのプロテクトを予想した。 投手出身の高橋氏は、20歳右腕・京本眞投手を高く評価。プロテクトするべきだとし、その理由を、こう説明した。 「臨時コーチに入ったとき、3軍にいた。その時から『チャンスがあるな』と思うピッチャーだった。考えて野球をやっている。度胸もいい。持っているボールのクオリティが高い。ちょっとまだ体が細かったというのもあり、スピードを徐々に上げていく作業をしていた。全体のパワーをアップするということをしていた。2年経ってしっかりできたと思う。今年は1軍でも投げれたので、自信がついたと思うので、来年はすごく期待できるピッチャー」
「小林は選ばれないと思う」
そして、プロテクトから外れると予想した小林誠司捕手(35)に言及。ソフトバンクに所属するベテラン捕手の嶺井博希(33)の存在を踏まえた上で、次のように持論を展開した。 「小林選手がネットの方では『どうなんだ?』みたいな感じだが、ベテランのキャッチャーは、ソフトバンクに嶺井選手がいるので、選ばないのかなと思う。でも、関係ないんですよね。そんなこと言っていても意外と選ばれたりする。嶺井選手はいいキャッチャー。考えがしっかりして、肩も強い。インサイドワークもしっかりしている。バッティングの方が、そんなにいい感じではないので、小林選手と被ってしまう。似ている選手がいるのに、補強をするのはちょっと違うかなと」 ソフトバンクが人的補償を求めた場合、高橋氏は左の投手を獲得すると予想し、プロテクトから外した2人の左腕の名を挙げた。 「左ピッチャーが不足しているというソフトバンクの情報なので、大江(竜聖)選手とか、左の変則的なピッチャーがあまりいない。ワンポイントで使えることもあるので、大江選手、今村(信貴)選手。この辺かなと思ってしまう」 インターネット上では、人的補償が大きな話題を集めており、巨人、ソフトバンク両チームの今後の動向に注目が集まる。