「動画」をバズらせるのに必要な“ギャップ”…TikTok・YouTubeの登録者数が100万人となった経営者が「会社」と組み合わせて登場させたものとは?
組み合わせによって目を惹く
とはいえ、みんながかわいかったり、かっこいいわけでもありません。そこで私たちがやっているのが組み合わせによって目を惹く方法です。 私たちの動画でいうと、動画で出てくる最初の画角が社内であることがわかり、奥に社長が座って仕事をしていて、その前でいきなりガスコンロを出し、食材を出して料理をはじめてしまうのです。ガスコンロを出して料理をはじめること自体には何のインパクトもありませんが、それが会社の中で社長の目の前というところでギャップが生まれてインパクトになっているのです。「会社×ガスコンロ」というギャップです。 それ以外では弁当箱を開けたらプリンだったり、棚から蕎麦が出てきたりというネタもやりました。それらもギャップを利用しています。 私たちは「会社×◯◯」というフォーマットを確立することで、「会社×ガスコンロ」「会社×料理」というように、常にインパクトを生み出す動画を作れる仕組みにしています。そのうえで社長と部下の掛け合いをするところまで固定化しています。 この過程を経て、自分だけの独自の動画フォーマットが見えてきます。それが固まってきたとき、これまでの経験や学びを最大限に活かし、よりクオリティの高い動画作りを追求できるようになります。続けることの難しさを理解しつつ、それでも持続することの価値を信じる。それが、TikTokやYouTubeを活用することでビジネスを成功へと導く鍵となります。 このような取り組みは、地味で時間がかかるものかもしれません。しかし、その先には大きな成果が待っている可能性があることを忘れてはいけません。動画作成の成功は、一歩一歩着実に進むことで、確実に目的地へと近づいていくのです。 長野 雅樹 株式会社リンクロノヴァ 代表取締役社長 鈴木 啓太 株式会社リセンダー 社員
長野 雅樹,鈴木 啓太
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