日本勢の初優勝なるか? 第3回WUBS展望【リバイバル記事】【バスケ】
GAME1 11:10 Tip-off/ペルバナス・インスティテュート(インドネシア) vs デ・ラサール大(フィリピン)
オープニングゲームは、インドネシアとフィリピンの大学王者同士の激突となった。ペルバナスには2023-24シーズンに国内プロリーグIBLでプレーした学生アスリートが複数在籍しており、一方のデ・ラサールにはフィリピン代表の若手のホープが在籍している。 ペルバナス側で注目すべきプレーヤーは、インドネシアの大学王者を決めるリガ・マハシスワ(LIMA)の2023年度ファイナルでMVPに輝いたガード、グレーンズ・タンクランだ。ペルバナスはフィジカルの強さとスピードを持ち味としているが、昨年のWUBSではチーム全体としてターンオーバーの連発から致命的な連続失点を喫する場面が多かった。タンクランがWUBSの舞台でMVPレベルのプレーメイクをできれば結果は異なるはずだ。
一方のデ・ラサール大では、フォワードのケビン・キンバオとセンターのメイソン・アモスというフィリピン代表プレーヤーが見逃せない。2人ともオリンピック予選のロスターにも名を連ねており、キンバオはフィリピン代表が戦った3試合すべてに出場している。アモスは、実は昨年の大会にアテネオ・デ・マニラ大の一員として出場していたストレッチタイプのビッグマンだ。この7月に突如デ・ラサール大への転入を発表したばかり。現在フィリピン国内では相当大きな話題となっている。 この試合は、彼らの活躍を通じて東南アジアのバスケットボール界の今後を垣間見る機会となりそうだ。名前を挙げた3人以外にも、Bリーグのアジア枠を狙えるポテンシャルを持つプレーヤーたちがいるので、ぜひとも注目してみてほしい。
GAME2 13:40 Tip-off/NCCU(チャイニーズ・タイペイ、前回優勝) vs 日本体育大(関東1位)
この一戦は、ディフェンディング・チャンピオンのNCCUに関東の王者で初出場の日本体育大が挑むという構図になる。両チームには能力の高い留学生ビッグマンが複数所属しており、得点力の高いバックコート陣もそろっている。好ゲームが予想される組み合わせだ。 NCCUは昨年のWUBSで、身長208cmのビッグマンで大会MVPに輝いたムハマド・ラミン・バイェを核としたオフェンスと、変幻自在のハーフコート・ゾーンディフェンスで3つの白星を重ねた。今年の大会で同じ戦い方をするかどうかはわからないが、サイズもあり運動能力も高いバイェが昨年同様の破壊力を発揮するとなると、日本体育大にとってはいずれにしても非常に大きなチャレンジとなる。