日本勢の初優勝なるか? 第3回WUBS展望【リバイバル記事】【バスケ】
1つのめどとして、失点を70点台もしくはそれ以下にとどめられるかどうかが見どころだ。それができれば、オフェンス面のギアも自然と上がるに違いない。2024年度男子U22日本代表チーム入りした佐藤涼成、佐伯崚介、境アリームら能力の高いタレントの大暴れを期待できる。 逆にシドニー大は、強度の高い白鷗大のディフェンスに対してアグレッシブなドライブを持ち味とするマイキー・ヨーンらが決定力を発揮できるかどうかがカギだ。ガードもビッグマンも、フィジカリティーで簡単に負けないことが重要になる。高いモティベーションで来日するだろう彼らに、スキを見せたら痛い目を見るに違いない。
GAME4 18:40 Tip-off/日本学生選抜(特別招待) vs 高麗大(韓国)
日本の大学界のオールスターチームと言える日本学生選抜と、韓国の最強チーム高麗大の激突――Day1のフィナーレを飾る一戦には、特別な意義を持つ対戦が組まれた。高麗大に関しては本稿公開時点では確定ロスターが発表されていないため、細かなマッチアップの議論はできない。とはいえ両国の直近の状況を考えると、それぞれのチームを推すファンがそれぞれのチームに是が非でも勝っておいてほしいと願う一戦ではないだろうか(もちろん当事者の両チームは勝利を目指しているはずだ)。 今年5月に開催された第47回李相佰盃日・韓大学代表バスケットボール競技大会では、今回のチームとは別編成とはいえ、日本学生代表チームが韓国学生代表チームに1勝2敗と負け越している。また、パリオリンピックに向けたウォームアップゲームとして7月5日に有明アリーナで行われた日本代表対韓国代表の一戦では、日本は本大会出場権を持たない韓国に対し84-85で敗北を喫している。単に負けただけでなく、全国から集まった13000人越えの大観衆の前で、一時20点差のビハインドを背負う屈辱的な展開でもあった。この流れの中で、さらに日本学生選抜が韓国の王者に敗れる場面を、日本側のファンは見たいわけはない。