【闘病】「肺がん」 会社の健診で要精密検査 → 2年の経過観察を経て発覚
周囲の人から“いつも通り接してもらえること”が何よりの支えになる
編集部: 現在の体調や生活などの様子について教えてください。 ミカさん: 現在(取材時)は手術も終えていて、経過観察で通院を続けています。再発もなく、以前と変わらない生活を取り戻しています。 肺を切除しましたが、激しい運動でなければ支障はありませんし、休み休みであれば階段なども問題ありません。消化器ではないので、食べ物なども以前と変わらない生活です。 編集部:あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。 ミカさん: 外見だけだと、私ががん患者であったことに気づくことはないと思います。だからこそ、どんな人にも広い視点で接するように少しずつ心持ちを変えていただけると嬉しいです。 編集部: 医療従事者に望むことはありますか? ミカさん: 医療従事者のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。 私の病状は初期だったので、病院内では良い方だったかも知れませんが、1つ伝えたいことがあるとすれば、1歩外に出た時の不利益や不安というのは、病状の大きさに関係なく訪れるので、そういった方々のサポート体制が整うと、さらに優しい社会が実現するのではないかなと思います。 編集部: 最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。 ミカさん: こういった記事を見られている方の中には、ご自身が罹患されている方だけではなくパートナー、ご家族、友人など、その方の周りにいる方が罹患されているといった方も多いのではないかと思います。 私は罹患したときに、自分以上に周りの人たちが心配し悩んでくれる姿を見てきました。こういった気持ちは必ず罹患されている本人に伝わります。 もちろん心配してくれることへのありがたい気持ちもあるのですが、一方で不安を助長してしまうこともあると感じました。 1番の支えは、”今までと変わらない環境”なので、いつも通り接していただければと思います。現在闘病されている方、経過観察で不安を抱えている方、一緒にがんばりましょう。