海外旅行のお土産渡しはマウントか?天然か?本物さんには敵わない「ママトモ同志#25」
コミック連載『ママトモ同志』第25話! 年末年始に海外旅行に行ったママ友から、そこまで仲良くないのに、わざわざお土産をいただいてしまい、ちょっと申し訳ないような気持ちになったりしませんか? 円安だし……、負担を考えると気兼ねしてしまいます。でも、渡す側はわりと気持ちが良さそうで……。 【漫画で見る】まんべんなくお土産を配るママ友の姿、気配りさんなのか、マウントさんなのか?
円安の昨今、インバウンドは多いものの、日本人が海外旅行に出かける敷居はちょっと高くなっているので、思い切って海外旅行に出かけた庶民は、漫画のように自慢したくなるかもしれませんね。 ひと昔前のドラマなどだと、ここで「マウント合戦」とかになるネタが多いですが、いまどきは現実的にニッコリと受け止めるケースが多いのではないでしょうか? この不景気の中、小さいものと言ってもお土産代もバカにならないので、わざわざ買ってきてくれた人の多少の自慢話には「海外行ったんだ、すごいね~」「いいな~」と、乗ってみるのも大人の作法の一つでしょう。 さて、こういう時に「飛び道具的な返し」をするタイプが、たまに存在します。漫画に出てきたような「天然で本物な人」です。生まれながらのお金持ちなど、大変に育ちが良い人に多いのですが、庶民のちょっとしたマウントや自慢に対し、悪意なく「数段ハイレベルな話」で返してしまう……というタイプ。 彼らの真の凄みは、「相手の話に本人は乗ったつもりで、自分に経験のある似たエピソードで返しているだけ」というところ。内容のレベルが違い過ぎることに、本人はまったく留意していない(=本人にとって当たり前すぎてスゴさに気づかない)のです。 この手のスケールの大きな人が輪の中に入ったとたん、それまでちょっぴりマウント気分だった人も、モヤりながらつきあってた人も、「自分たちは庶民」という一体感を感じられるとともに、本物の輝きの前に、どこか爽やかな気持ちになってしまうのです……。
山田シャルロッテ