人気絶頂でテレビから消えた「松本ハウス」――心の病を経て支え合う芸人コンビの現在地 #病とともに #ザ・ノンフィクション #ydocs
後日、キックに「茨城のイベント時の“お互いさま”って言葉はどの部分がお互いさまという意味ですか?芸人としてお互い助け合ってるという意味ですか?」と聞いてみた。 キックは少し考えた後、話した。 「もちろんそれもあるけど、全ての面でお互いさまなんです。松本ハウスをやっていることで間違いなく僕の人生は豊かになっています。そう意味でも“お互いさま“なんです」 松本ハウスは相変わらず、新宿のライブハウスで月1回のライブに定期的に出演している。新型コロナの影響も減り、全国各地の団体から統合失調症に関する講演の依頼も徐々に増えてきた。 松本キックはなぜ芸人を辞めないのか? その答えは、取材を通して少し分かった気がした。世間的には売れていなくても、テレビ出演がなくても、芸人を辞めるという選択肢はキックにはないのだ。なぜなら、売れるために芸人をやっていないのだから。 松本ハウスという生き方を最高に楽しんでいるキックと加賀谷の旅は、これからもまだまだ続きそうだ。 (取材・記事:石川剛) ※この記事はフジテレビ「ザ・ノンフィクション」とYahoo!ニュース ドキュメンタリーの共同連携企画です。 #Yahooニュースドキュメンタリー #令和アーカイブス
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