大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文4)Go To キャンペは小エリアから
近畿圏など小さなエリアで始めては
大阪で言ったら近畿圏、近畿エリアでまず適用していく。そして関東でいけば、例えば関東圏でやるとかね。あるいはどっかの都道府県1つあるとしたら、そこを中心に広げ、東北圏でやるとか、もう少し小さなエリアで始めていって、そしてそれが、あまり感染が広がるっていうことにどうもこれ寄与しないよねとなってきたら、やっぱり国民の皆さんの中での許容性っていうのが広がってくると思うので、そのときに全国に広げていくというやり方がいいんじゃないかというふうに思っています。 これはあくまでも税金を使って、そして促すわけですから、そういった意味でやっぱり許容性っていうのは要ると思うんです。僕らが移動する、自分たちのお金で移動する、旅行する、これは自由だと思います、今の状態で、感染に気を付けながらね。僕が北海道にある意味、旅行へ行きます、家族旅行へ行きますよ、自分のお金で行きます、これはもう自由だと思うんです。もちろん公務がないときに行きます。皆さんも行くのは自由。そこでできるだけ感染を防がなきゃいけないねっていうのは当然そうだと思うんですけど。 それとはちょっと違って考えなきゃいけないのは、やっぱりこれは税金を使って移動を促進する、消費を促進するわけなので許容性っていうのを考えなきゃいけなくて。それを考えたときに、まずは普段から経済圏の交流とか人の行き来があるエリアで始めていって、そして、これ、でも、そんなにこれやったところで感染広がらないし、国民の理解も得られるよねってなったときに外に広げていくというのが進め方なんじゃないのかなと思います。
移動そのもので感染が広がるとは思ってない
もちろんさっき申し上げたとおり、いやいや、移動そのもので感染が広がるとは僕は思ってないので、なので移動そのものが悪いとは、現地で何をするのかが大事だと思うので。そういう意味では、別に大阪から兵庫に行くのと、大阪から有馬温泉行くのと、大阪から草津温泉行くっていうのはそんなに違いはないとは思うんですが、その許容性っていうのを考えたときには、やっぱり経済圏域で交流圏があるっていうところからまず始めていくというのが重要なんじゃないかなと思います。 あとは、大都市から見たら、例えば病院の体制とかそういうのって人口に応じて都市の体制を整えてます。東京圏なんかは大阪・関西圏よりもすごく立派な、立派なというか、すごく、より数の多い医療体制を整えていると思います。もっと言うと、例えば東北の地方に行くと、その人口を前提にしてますから、感染症対策の病院の重症ベッドなんてものすごく少ないところだってあるわけなので、そういった意味では東京とか大阪の感覚の人が税金を使って広げて、例えばそういったほとんど病院がないところに行って、そこでもし感染が広がったときの、そこにいる皆さんの命とかっていうのを考えたときには、やっぱりそこの許容性っていうのはよく考えるべきなんじゃないのかなと僕は思います。だからまずはそれぞれの現在の交流がある交流圏で、近畿やったら近畿圏で、移動をするときにはそういった「Go To キャンペーン」が使えるというふうにすべきじゃないかと思います。 もう1つあるのは、これは旅行業界で最先端をいっている星野リゾートの星野さんが言ってました。星野リゾートは西成のあそこのど真ん中のところにも、新今宮のところに星野リゾートのホテルをやってくれることになりましたが、星野さんが言っているマイクロツーリズムっていうのは非常に僕も注目してまして。まず近いエリアのお客さんを大事にすべきじゃないかと。インバウンドとかもちろんあるんですけど、近いエリアのお客さんが、意外に自分たちの良さっていうのが分かってなくて、そこで、近場で旅行する、近場で例えば宿泊する、そういったものが実は需要があるんじゃないかっていうのでそこに力を入れているというのが星野リゾートの新たな戦略だということでテレビとかでも話されてますけど、僕は非常になるほどなと思うところでもあります。