デザイナー鈴木真悟流、ユーロ古着の着こなし方。初秋に使えるシャツ、カーディガン、スラックスを厳選!
デザイナー鈴木真悟さんが、気鋭の古着店「カーブ」で目を付けたシャツ、カーディガン、スラックスといった古着の数々。 【写真14点】「デザイナー鈴木真悟流、ユーロ古着の着こなし方」の詳細を写真でチェック
秋めいてきたこの時季に重宝するアイテムだが、鈴木さんはこれらをどう着こなすのか?
1. 柄シャツはモダンが香るモノトーン合わせで
秋の始まりにサラッと着たい、シャツ。 柄といえばチェックやストライプなどが定番だが、着こなしも予定調和に陥りやすい。そこで、鈴木さんはユーロ製の柄シャツを手に取る。
「大きいモチーフの柄シャツはやや難易度が高いですが、このシャツは、クラシカルで趣があります。ベースの色もシックな黒なので、嫌らしい感じはしない。ヨーロッパならではの感性というか、品の良さを感じます」。
シャツ選びでは素材感も重要だ。その点もこのシャツは魅力的だと鈴木さんは語る。 「トロミのあるレーヨン素材は、動いたときの感じや佇まいにエレガントさがあります。何より肌触りが心地良い。大人が柄シャツを選ぶ際には、素材の良さも大切だと思います」。
そんな柄シャツには、あえて雰囲気の異なるボトムスを合わせるのが鈴木さん流の着こなしだ。 「シャツはドレッシーなので合わせ方次第ではお堅い印象になってしまう。だからこそ、ボトムスはスラックスよりショーツの方が軽さも出ていいと思います。 ナイロンのシャリっとした素材感のショーツを選べば、トップスとボトムスの表情の違いも出ます」。 ボトムスは鈴木さんが手掛ける19SOのショーツを選択。清々しい白がコーディネイトによく映える。 「シャツの黒を引き立てるために、ボトムスは反対色である白をチョイスしました。ナイロンの軽やかな素材感が、シャツのアクをいい具合に抜いてくれます」。
ブルゾンライクなカーディガンでユルカジ
この時季、薄手の羽織りモノは間違いなく重宝する。 鈴木さんが選んだのが、こちらのブルゾンライクなカーディガンだ。
「カーディガンは過度なビッグシルエットでもなく、窮屈さもない、肩に力が入っていないユルい雰囲気が気に入りました。編みの目の粗いところと細かいところをミックスさせることで生まれる、独特のビジュアルもいいですよね」。 インナーやボトムスもカーディガンの雰囲気に合わせて選んだ。