3パット激減! 一気に100切りが可能になるロングパットの距離感の養い方 練習グリーンで誰でもできる2つのドリルとは?
素早く判断する練習で「即座のイメージ力」を身につける
以前、私自身がロングパットの距離感に悩んでいた時に、あるシニアプロから教わった練習方法をお教えします。グリーンへ上がるときにピンを見ながらボールの位置まで歩いていき、その場ですぐに目標のピン方向を見ながら打つ練習です。練習グリーンなどで短いピンやカップを見ながら、同じようにボールの後方から歩いていって、目標方向を見ながら打つやり方でもOKです。ロングパットでこの方法を続けたところ、距離感が合うようになってきました。 この練習では、基準や計算に頼るのではなく目から得た情報が即座に手に伝わる感覚を磨くことが目的です。時間をかけて慎重に構えすぎると、かえって体がこわばり、強く打ちすぎたり、逆にインパクトで力が抜けて弱くなってしまいがちです。リズムよく素早く目標方向を見ながら打つことで、自然な感覚で距離感が調整できるようになります。 ロングパットでの距離感を養うには、基準を作るのではなく、手で転がす練習や素早く判断する練習でイメージ力を高めることが大切です。自分なりの「想像力」を生かしたパッティングの感覚を磨き、3パットや4パットを減らすことで、確実にスコアアップの道が近づくでしょう。
【解説】岡本恵
JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
ゴルフのニュース編集部