17日は「中秋の名月」お月見に最適な地域は? 今年は土星とのコラボも楽しめる
明後日17日は「中秋の名月」です。今年は月の近くに土星が見えて月とのコラボも楽しめそうです。
中秋の名月
明後日17日(火)は、「中秋の名月」です。「中秋の名月」とは太陰太陽暦(月の満ち欠けを元に日付を決める暦)の8月15日の夜に見える月のことをさします。満月をイメージしますが、必ずしも満月と一致することはなく、今年の満月は18日です。ほぼまん丸の月が楽しめるでしょう。 気になる天気ですが、秋雨前線が停滞する北海道や東北北部は見えない所が多くなりますが、道北など一部ではチャンスがありそうです。東北南部~九州、沖縄にかけては広い範囲で「中秋の名月」が楽しめるでしょう。 月の出:札幌17時25分、仙台17時22分、東京17時24分、名古屋17時36分、大阪17時41分、広島17時53分、福岡18時1分、那覇18時6分
今年は土星とのコラボも楽しめる
今年は「中秋の名月」に土星が大接近して、1回で2つの天体ショーが楽しめます。肉眼でも楽しめるくらいですが、月の輝きが強いため、双眼鏡や望遠鏡などがあるとより楽しめるでしょう。 天体ショーを屋外で楽しむ際の注意点としては、まだまだ暑いので寒さ対策は標高の高い地域に限られそうです。大気の状態は不安定なため天気の急変の恐れはあります。折り畳みの傘など雨具があると安心です。また、ゴロゴロと聞こえるなど雷雲の接近の恐れがある場合は建物の中や車の中に速やかに避難するようにしましょう。
日本気象協会 本社 牧 良幸