【サフラン賞】前走7馬身差圧逃のエンブロイダリー 衝撃レコードの走り再び見せる 森一師「どんな競馬にも対応できるタイプ」
「サフラン賞」(29日、中山) 2歳戦で10勝を挙げ、初年度から好調のアドマイヤマーズ産駒。その真打ちともいえる素質馬エンブロイダリー(牝2歳、美浦・森一)が、2勝目を目指してサフラン賞(29日・中山、牝、芝1600メートル)に出陣する。 6月の東京デビュー戦こそ2着に敗れたが、次戦の新潟は逃げて後続に7馬身差をつける圧勝劇。2歳コースレコードの9F戦1分45秒5をたたき出す圧巻の走りを見せた。 1週前は美浦Wで6F83秒5-35秒9-11秒1をマーク。併せた古馬に2馬身先着して上昇をアピールした。森一師は「馬体重は大きく変わりないですが、涼しくなって体調が上がっています。落ち着きも出てきたし、使うごとに良くなっている印象がありますね」とうなずく。 デビューからの2戦で高いレースセンスを誇示した。「どんな競馬にも対応できるタイプ。ここで右回りのマイル戦を走るのはいい経験になるはず」と指揮官。結果を出せば、阪神JFや来年の桜花賞が視界に入ってくる。