男子は足利大付、女子は国学院栃木が優勝 全国大会へ 春高バレー栃木県大会
「春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会への出場権をかけた栃木県代表決定戦が9日、宇都宮市の清原体育館で行われた。男子は足利大付が6年連続44度目、女子は国学院栃木が2年連続38度目の優勝を果たし、春高への出場権を手にした。 男子は、足利大付が作新学院相手に持ち味の攻撃的なバレーを展開し、サーブや強力なスパイクで試合の流れを呼び込んだ。第1セットは立木の連続サービスエースや川田の強打などで得点を重ねて先取。第2セットはミスが目立ったがブロックや移動攻撃などを決め、リズムを取り戻し連取した。第3セットも川田、立木を軸とした攻撃で奪い、ストレート勝ちした。 女子は、国学院栃木が宇都宮文星女に対して、木下と星のエース2人を中心とした持ち前の攻撃をみせた。第1セットからリズムに乗り、強力なスパイクやブロックを決め先取。第2セットは宇都宮文星女のコンビバレーやサービスエースなどで同点を許す場面もあったが、機動力を生かした攻撃で振り切った。その後は勢いに乗り、第3セットも奪取してストレートで勝利した。 全国大会は来年1月5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。(伊沢利幸) ◇ 【男子・足利大付】 新井房巳監督「練習の成果を発揮でき、勝利することができた。春高では上位入賞を目指して戦っていきたい」 川田夢叶主将「サーブで崩して相手の攻撃を単調にするなど自分たちのバレーを展開できた。春高では優勝を目指して戦いたい」 【女子・国学院栃木】 生井達哉監督「全体的にミスが少なく、レシーブで勝負できた。春高までにいくつかの課題を克服し一つでも多く勝ち進みたい」 木下紗希主将「ミスが少なく全員が一つになって戦えた。粘りのあるレシーブでつなぎ春高ではベスト8を目指したい」