38歳の娘の部屋に、勝手に侵入する過保護母…「母の呪縛」を解くカギは?
日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。 【漫画で解説】「部屋片づけておいたからね」38歳娘の不在時に家に来る過保護母… 今日ご紹介するのは、母娘関係についてのモヤモヤエピソードです。
「週末そっち行くわね」ってまた?
エピソードをお寄せくださったのは、公務員として働いているコハルさん(38歳・公務員)。 30歳になるタイミングで実家を出て以来、一人暮らしをしています。 私の母は心配性で、ちょっと過保護。アラフォーになる今でも、「何かいるものはない?」と頻繁に連絡をよこし、食べ物などを色々携えて電車を使って30分くらいの我が家にもよくやってきます。 私は正直、母が昔から苦手。 「心配だから」とずけずけとものを言い、大学入試での学部選びも、就職活動でも、「それはコハルには無理。堅実さが大事よ」と私の意思を押さえつけてきました。ちょっとでも反抗しようものなら泣きながら「なんでそんなにひどいことを言うの…」と泣き落とし。母には理屈は通じないんです。私はいつも自分の夢や理想は諦めて、母が納得する選択をせざるを得ませんでした。父も兄も、私たち母娘のいさかいにはノータッチ。 家を出るときもひと悶着がありました。実家からでも通えるのに一人暮らしなんてと言う母を振り切り、なんとか家を出られたときに感じたのは人生で一番の解放感! しかし、合い鍵を渡せと迫られ、渡してしまったのが運の尽き。休日もしょっちゅう荷物を抱えて遊びに来ますが、私が仕事でいない平日にも勝手に入っては部屋をあれこれチェックしているみたい。(本人は「部屋が乱れているから掃除してあげた」と言います) 実家を出ても監視されているようで、たまに大声で叫びたくなります。でも、母と言い合いをしてもエネルギーを無駄遣いするだけ……と思ってしまい、抵抗する気力が湧いてこないんです。でも先日誕生日を迎えたとき、「コハルちゃんはもう結婚できないだろうし、こうやってお父さんお母さんと仲良く生きていくのもいいわよね」と母に言われてぞっとしたんです。 母から解放されたい。本当の意味で自立したい。その一歩をなんとか踏み出したいです。