【入門編】大阪カレーの人気店3選!「毎日食べられる味噌汁のようなカレーを作りたい」
お好み焼き、たこ焼き、うどん……美味ひしめく"食い倒れ"の街・大阪で、近年食べたいものに加わったのが「スパイスカレー」。さまざまなアレンジや独創性が光る大阪の「スパイスカレー」の原点やベースとなるのが「欧風カレー」、「スリランカカレー」、「和ダシカレー」。多くのスパイスカレー店が影響を受けた、各ジャンルを代表する人気店をピックアップしました。 【画像ギャラリー】“食い倒れ”の街・大阪で見つけた厳選カレーの数々
甘いと辛いのコントラストが楽しい王道の大阪欧風カレー『カレー専門店白銀亭本店』@本町
【欧風カレー】 カレー=牛肉という土地柄もあり、ルウのベースに牛肉が使われる欧風カレーの専門店が多い大阪。フルーティな甘さとスパイシーな辛さを組み合わせたものを"大阪欧風カレー"とカテゴライズするカレー通も多い。 関西がメインの大手カレーチェーンで働いたことから欧風カレーに目覚めた大城さんが2007年に創業。 ビーフブイヨンをベースに、玉ねぎや小麦を使って作り上げたカレーは、しっかりとしたとろみが特徴。最初にフルーティな甘さが口に広がり、徐々にスパイスの辛さがやってくる。この甘さと辛さの差の心地良さにヤミツキになるファンが続出。オフィス街にあることから周辺の会社員を中心に連日行列になる人気ぶりだ。 ヒレ豚カツカレー1150円 「煮込む時間はそんなに長くないんですよ」と店主・大城さん。どちらかというと「寝かせる時間が重要」とのこと。また、小麦のとろみ加減やチャツネの甘さなど全体のバランスに気を使う。さらに、ご飯に硬質米のきぬむすめを使用するなど、細部まで抜かりがない。 [住所]大阪府大阪市中央区淡路町4-4-12ダイドーメゾン大阪御堂筋1階 [電話]06-7654-1067 [営業時間]11時45分~16時※土は~14時(売り切れの場合終了) [休日]日・祝 [交通]地下鉄御堂筋線ほか本町駅2番出口から徒歩5分
現地出身のシェフが日々腕を振るう希少な本格カレー『セイロンカリー』@長堀橋
【スリランカカレー】 豆せんべいのパパダンなどを含め、副菜の華やかさからスパイスカレーの盛り付けのモデルになることが多いスリランカカレー。魚介ダシがベースのフィッシュカレーがあることも大阪で好まれる理由のひとつだ。 「スパイスカレーには興味がなくて、スリランカのカレーの店を出したかった」と店主の重國さん。「母の友達が振る舞ってくれた」という思い出の味わいを大阪で楽しんでもらうため、現地でシェフをスカウトした。 看板メニューの「アンブラ」は、現地の普段の食事をイメージ。チキンや鶏キーマなど、常時5種ほどのカレーからひとつ選び、6種ほどの副菜を盛り付ける。 アンブラ(バスマティライス)チキン1400円 カレーや副菜に使用するスパイスは、基本的に現地から。スリランカ料理に欠かせないミックススパイス"トゥナパハ"も現在、東大阪店で腕を振るうグランシェフであるランジさんの実家で調合したもの。 カレーのほか、ロティなどの本格的なスリランカ料理も味わえることから、スパイスファンだけでなく、多くのスパイスカレー店の店主が食べに来る店となっている。 [住所]大阪府大阪市中央区南船場1-13-4フロントラインビル1階 [電話]06-6125-5434 [営業時間]11時~15時(14時半LO)、18時~22時(21時半LO) [休日]無休 [交通]地下鉄堺筋線ほか長堀橋駅1番出口から徒歩5分