ドイツの日本車ミーティングがカオスすぎ!「最も嫌われている」「貧しい」など個性派ステッカーの懐かしいクルマたちを紹介します【みどり独乙通信】
日本車好きオーナーたちの熱量に圧倒された!
バカンスを終えて帰るサンデードライバーに紛れて、苦労しながらイベント取材のために長距離移動をこなした池ノ内みどりさん。向かったのは、長年開催されているアジア車だけの巨大オフ会「Reisbrennen」。その多くが日本車とのことですが、個性的なカスタム車が多数エントリーしていました。イベントの模様をレポートします。 【画像】日本では見かけない!? 個性的なステッカーを身にまとったドイツのカスタム車を見る(32枚)
サンデードライバーに苦労しながらなんとか到着
先日、2024年で20周年を迎えた「Reisbrennen」というとんでもなく個性的なイベントの取材に、自宅のあるミュンヘンから向かいましたが、夏休み終了の州や北欧諸国からのバカンス帰りと重なり、渋滞やノロノロ運転にハマってぐったりな状態でホテルへ無事到着しました。 サンデードライバーの多い日曜日もそうですが、バカンスシーズンでも「あるある」の、バカンスの時しか長距離運転はしないというドライバーたちの存在が曲者です。荷物を詰め込み過ぎてクルマの重心が下がっているのが見た目でもわかりますし、とんでもなく重い車重ですからフラフラで危なっかしいので車間を空けるようにしています。車線変更をするのも面倒くさいのか、速度制限解除区間でもノロノロ運転で真ん中車線をブロックし流れを止める運転はキケンなので、トラックの後ろなどゆっくり走るレーンを走行してほしいものです。 そんなこんなで道中はぐったりしましたが、翌朝に取材のため会場へ向かうと、「ここは大黒ふ頭?」と勘違いしてしまいそうなラインアップです。大雨でどしゃ降りなのに、おびただしい数の日本車! 前日の道中でもトレーラーに載せられた「GT-R」や列になって走る日本車を数台見かけましたが、まさかこんな数だとは思いませんでした。 朝からさまざまなイベントが企画されていましたが、悪天候のために残念ながら中止となったものもいくつか……。それでも来場者はショップを見て回ったり、コースサイドに張り巡らされたテントで、コーヒーを飲みながらのんびり雨が止むのを待っていたりと楽しみ方は自由でゆる~い感じがまた心地良いのです。 日本車だけではなくアジア車のイベントなのですが、ざっと見る限りはその9割以上が日本車、それも旧車がとても多いのが印象的です。ちびっ子から年配者まで来場者の層が広いのにも驚きました。見た目はちょっとヤンチャ風な方が多くて、最初はちょっと後ずさりしてしまいましたが、外見で判断してはいけませんね。とても礼儀正しく、気さくでフレンドリー! 日本に行ったことのある方も、いつか行ってみたいと願っている方も、みなさんに共通しているのは「日本車大好き、日本大好き!」ということ。
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