ドイツの日本車ミーティングがカオスすぎ!「最も嫌われている」「貧しい」など個性派ステッカーの懐かしいクルマたちを紹介します【みどり独乙通信】
個性的な日本車がズラリと並び圧巻
夕方からは雨もようやく上がり、パドックのイベントエリアにはゾロゾロとたくさんの来場者が集まってきました。会場内をあらためて巡ると昭和な車両ばかりの光景で、日本語で思わず「懐かしい!」と叫んでしまいそうなクルマや、日本人の私も見たことがないようなクルマもあり、ただただ驚くばかり。 そして、どれもこれもピカピカに磨かれ、非常に大切にされていることが一目瞭然! 日本でみなさんが手放したクルマが、ドイツで大切に乗り継がれているかもしれません。日本から購入し、車検のステッカーなどを残したままにしているオーナーも見かけました。何が記載されているかはわからないけど、日本語カッケー! ということらしいです。 いま旧車と呼ばれるクルマが現役当時に日本車をいじって楽しんでいた世代の方々も多くいらっしゃいましたが、何よりも驚いたのが20~30代のオーナーがとても多かったこと。なかにはクルマの方が年上という方も。いまやタッチパネルで操作するようなクルマが主流になりましたが、そんなハイテク車にはまったく興味がないとのこと。昭和なデザインのクルマを見て、ドイツの若者が「クール!」って言うのですよ。 また、リトラクタブルライトも人気でした。今のクルマには規制上装着できませんから、旧車では貴重な存在です。ドイツの夏もとても暑いですが、エアコンもないクルマを大切に乗ってくれています。 日本好きのイベントでは定番の「藤原とうふ店」とデザインされたクルマも多く見かけましたが、本家にはない配達車も。オーナーさんのこだわりが詰まっていて、どれもこれもが本当に愛おしくなります。ちょっとおかしい日本語Tシャツを着ている方も多かったですね。きっと日本人の着ている横文字Tシャツもとても奇妙な意味なんでしょう。お互い様です、お気に入りの洋服を着ましょう。 ところで、NHKの「どーもくん」が人気なのは、どんな日本車イベントに行っても同じ現象なのですが、なぜどーもくんがあんなにも人気なのでしょう。私は日本でどーもくんをクルマに載せている人に遭遇したことはありません……。
池ノ内みどり
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