『Bluetoothで連携、電子機器内蔵で飛距離を記録!』遠投性能・剛性・軽快さ、すべてを統べるIM Z(DAIWA)を東京湾で徹底検証!
ビッグベイトとの組み合わせは最上級の使い心地!
秋の東京湾といえばビッグベイトシーバスが最盛期を迎える。 ビッグベイトはおよそ100g以上のペンシルベイトやジョイントベイト、グライドベイトなどをよく使い、ラインはPE2号以上ものをメインにする。タックルには大きな負荷がかかるので、リールにはタフさが求められるのだ。 朝一はIM Zリミットブレイカー、ロッドはラブラックスAGS BS66XHBの組み合わせに、ルアーはモアザンモンスタースライダー200Fからスタート。 このルアーは100gあるが、その重さに負けることなく快適にキャスト&リトリーブが可能だった。 キャスティングは快適そのもの。キャストすると自動でブレーキ制御が作動し、ギュイーンという作動音とともにバックラッシュを未然に防いでくれる。フルキャストはもちろん、ピッチングのようなショートキャストでも細かくブレーキが作動し、キャストの前半と中盤、そして後半と適切な強さでブレーキ力を調節しているのが作動音から感じ取れる。ブレーキ設定はPE/ブレイドモードを使用。フルキャストを繰り返したが、バックラッシュなどのライントラブルはなかった。
むしろ軽さこそ感じる軽快な使い心地
IM Zの重さは245~250gであるが、実際の数字ほどの重量は感じない。むしろ、バッテリーや電子機器が内蔵されているとは思えないほどコンパクトだし、電子機器が入っているからといって左右どちらかにリールの重心が片寄るといったことがなく、リール全体のバランスがいいし、持った感じは一般的なリールと変わらない。クラッチのかっちりとした動作感、リールの軽い巻き心地、軽やかに伸びるキャスティングなど、すべてを総合すれば、使っていてとても軽快なフィーリングとなっている。
ランカーまであと一歩? 重量級シーバスヒット!
この日はトップへの反応がイマイチで、ミスバイトが1回のみ。そこでオープンウォーターではなく、バースまわりの釣りへとシフト。 タックルはIM Z TW 200-CとラブラックスAGS BS68MBにチェンジして、110ミリのミノーで攻めてみる。 IM Z TW 200-Cなら16gほどのミノーがをとても快適に扱うことができ、バースのピンポイントにも正確に打ち込んでいくことができた。 そして、台船横にミノーを通すとついにヒット! 上がってきたのはランカー一歩手前の超グッドサイズ! ルアーのフックは伸ばされるほどの引きであったが、IM Zのドラグ性能が素晴らしく、ボート際の突っ込みにもバラさず対処。スピニングに比べてドラグ性能が劣ると言われているベイトリールだが、このリールなら安心してドラグを活かしながら大物ともファイトができると実感した。 今回はシーバス狙いで釣りを展開したが、遠投性能や剛性を活かしてサワラやイナダ・ワラサ狙いにもぜひ使ってみたいと感じた。 IM Zは淡水でも海水でも心置きなくビッグフィッシュゲームができる、隙のない完成度のヘビーバーサタイルリールになっていた。