有馬記念は「8枠が圧倒的不利」 過去10年で好走したのは2頭のみ
秋古馬三冠を狙うドウデュース、今年のダービー馬ダノンデサイルを始め、豪華メンバーが顔をそろえた有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。今回は「枠順」をテーマに、過去の傾向から的中へのヒントを探っていく。 【動画】有馬記念覇者ブラストワンピース 引退馬の馬術競技会「RRC」に登場 スタート直後にすぐコーナーを迎えるコース形態から、外枠が圧倒的に不利といわれる中山芝2500m。近10年で8枠から馬券圏内に入ったのは、18年シュヴァルグラン、23年スターズオンアースの2頭のみと振るわない。参考に過去30年まで範囲を広げても、1枠~7枠の複勝率が15.0%以上なのに対して、8枠は8.3%と極端に低数値。昨年はスターズオンアースが2着に好走したが、これはC.ルメール騎手の好騎乗が大きい。8枠は評価を一段階下げてよさそうだ。 かといって、極端な内枠有利ではない点も頭に入れておきたい。過去10年で4枠、5枠の中間枠から5頭の勝ち馬が出ている。再び過去30年のデータを活用すると、1枠の複勝率が22.4%、2枠が25.5%、3枠~5枠が24.1%と大差が無いのだ。開催が進んで内の馬場が荒れるためだろうか。内枠だからといって評価を上げることはせず、1枠~5枠くらいまでならフラットに考えたい。